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18禁小説『見習い母乳メイド紗々とふたなり娘』

 絆紗々の裏稼業、2話です。
 メイド喫茶に潜入した紗々がふたなりメイド娘にイラマされて搾乳されたりパイズリしたり。


『見習い母乳メイド紗々とふたなり娘』

「先生の小説のウィークポイントは美少女要素の欠如です」
 首縄は人差し指を立て、発言内容には似合わぬ真面目な表情で指摘する。
「美少女要素?」
 紗々は首を傾げた。
 人留探偵事務所から歩いて二十分ほどの海岸に建つ喫茶店『マリンサイド』での打ち合わせ中である。
「はい、『悩める殺し屋』には欠けていると思いませんか?」
「ふむ……」
 紗々の代表作である『悩める殺し屋』シリーズは、殺し屋の男が毎回事件に巻き込まれ、正体がバレないように解決していくという内容である。
「確かに、レギュラーキャラに美少女はいないねえ」
「でしょう?」
「ゲストキャラでもあまり出したことはない」
「ニヒルな主人公がたまに見せるユーモラスな面が人気です」
「うん」
「そんな魅力的なキャラクターを描きつつ、ストーリーのエンターテインメント性も十分にある。それなのにメディア展開の話が来ないのは、テレビ映えしないからかと」
 紗々は頷く。
「確かに、今の出版業界でメディア展開は重要だもんね。テレビドラマ、映画、アニメ……、話題になるし、そこから原作に至る読者もいる」
「はい」
「でも、テレビ映えなら美女で良くない? 美少女なの?」
「萌えというものです。オタク文化は強いんですよ」
「萌え……、なんとなくは分かるよ。最近はエモいとか言うんだっけ?」
「よくご存知で」
 首縄は眼鏡を直し「例えば」と続ける。
「メイド、巫女、ナース、女子高生……、制服が映えますよね」
「メイド服、巫女装束、ナース服、セーラー服にブレザー」
「はい、そしてそこに武器を足すことで生まれるギャップ」
「セーラー服と機関銃?」
「先取りしてましたね」
 紗々は人差し指で唇をなぞり、思い描く。
「主人公が拳銃をもってるから、対比としてナイフとか……。ナイフを使うメイド少女」
「素晴らしいですね」
「ターゲットである大富豪の屋敷で起こる殺人事件。大富豪に使える美少女メイドがナイフを手に主人公を襲う」
「次回作はそれでいきましょう」
「あんたたち、朝から何の話してるわけ?」
 コーヒーポットを手に二人が座る席に歩み寄ったのは、マリンサイドのマスターの里見源一郎だ。
 四十代という話のわりに若々しく、後ろで結んだ茶色の長髪と整った顔立ちだけを見るとさぞもてるのだろうと思わせる。
 しかし女口調と姉御肌な性格から、女友達は多いが彼女はいないらしい。
「萌えは文化です」
「首縄が言うと信じちゃいそう」
「いや、本当に文化ですよ」
「紗々ちゃんが言うと胡散臭いわね」
「酷いな、里見さん」
 紗々は苦笑し、空になっていたカップを差し出した。
「丁度良かった、おかわりもらえますか」
「はい、どうぞ。今はお客さんがいないからいいけど、最近バイトの子がやめちゃって困ってるのよね」
 里見はコーヒーを注ぐと、頬に手を当て溜め息をついた。
「ああ、そういえば先週までいたウエイトレスの子がいませんね」
 首縄は白を基調としたモダンな造りの店内を見回す。
 紗々のジーパンのポケットの中で、スマートフォンが震える。
「ごめん、ちょっといいかな」
「はい、どうぞ」
 メール着信の通知をタップして開くと、長西からのものであった。
 紗々は本文にざっと目を通すと、ポケットに仕舞った。
「次回作の構想も固まったし、とりあえず今日の打ち合わせはこんなところ?」
「ええ、先程話した方向で」
「オッケー」
 首縄は伝票を手にし、里見の方を向く。
「経費で落とすので、いつも通り領収書をお願いします」

 オフィスビルの会長室へ足を踏み入れると、長西が微笑む。
「やあ、急に呼び出してすまないね」
「いえ、お気になさらず」
「今回はある店に潜入してもらいたいんだ」
「潜入、ですか」
 紗々は眉を上げた。
「家出少女たちをバイトとして雇い、違法なサービスをさせていると噂の店だ」
「はあ……、それなら警察に任せておけば宜しいのでは?」
「強要しているならいずれ尻尾を出すだろう。しかし、少女たちは自発的にサービスを行っているらしい」
「それならばそれで……」
 ──いいのではないか。
 そう言いかけて紗々は言葉を切った。
 まだ判断力に乏しい子供たち──それも家庭に居場所のない少女は裏社会の大人にとって格好の獲物だ。
 海千山千の大人たちの食い物にさせて良いわけがない。
「承知しました。それで、どんな店なんでしょう?」
「メイド喫茶『メルティドリーム』」
「は?」
 長西の口から出たとは思えぬ可愛らしい店名に、紗々は目を瞬かせる。
「メイド服を着た少女たちが給仕をする店だそうだ」
「ああ、なるほど」
 紗々は頷き、店に関する書類を受け取った。

 ビルを出た紗々はスマホを手に取り、通話履歴から電話をかける。
「あ、もしもし、人留君」
「ああ、どうした?」
「今日はちょっと遅くなるかも」
「打ち合わせじゃ……、長西さんか?」
「うん、ごめんね」
「謝ることじゃないが、心配だ」
 人留はそれ以上何も言わず、紗々は「じゃあね」と通話を終わらせた。
「さて、取材も兼ねて行ってみますか」
 紗々は肩を竦め、書類に書かれた場所を目指すことにした。

「メルティドリーム、ね」
 アニメショップなどが並ぶ街に、その店は建っていた。
 ここまで来る途中他にもメイド喫茶らしき店を二、三軒見かけたが、外観はどれも大して変わらない。
 パステル調の色合いの外壁と、瞳の大きなメイド服の少女が描かれたポスター。
 二階建てのその建物は、一階のみ店舗として使われているようだ。
「とりあえず、入ってみるか」
 紗々がドアを押すと、カランコロンと軽やかにベルが鳴る。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
 四人のメイドが笑顔と共に客──いや、主人を迎えた。
「お帰りって……?」
 紗々は周りに聞こえないよう呟き頭を掻いた。
 紗々は案内された席につき、メイド少女を見つめた。
 名札に結愛と書かれた、ウェーブのかかったボリュームのある黒髪を腰の辺りまで伸ばしている娘は、どこかおどおどとした様子である。
 ──そりゃそうか。
 彼女が身に着けているピンク色のメイド服は胸元が大きく開いており、スカートは太もものほとんどが見えてしまうほど短い。
 年頃の少女にとって、この格好を見られるというのは恥ずかしいことに違いない。
「そ、それでは、お決まりになりましたらお呼びください、ご主人様」
 ぼそぼそと消え入りそうな声に耳を澄ませ、紗々は周囲を見回した。
 しかし他の少女たちは笑顔を絶やさず、際どい服装にも関わらずキビキビと行動し、たまにパンティが見えているのに気付いているのかいないのか、恥ずかしがる様子はない。
 ──確かに、自発的に働いてるように見えるな……。
「ご主人様?」
 キョロキョロしている紗々を不思議に思ったのか、結愛が首を傾げる。
「あ、いや……。私は作家でね、小説の取材も兼ねてここに来たんだ。色々聞かせてもらっていいかな?」
「小説の取材?」
「うん、ここは指名したらメイドさんとお話しできるって聞いたから。ちゃんと指名はするよ」
 紗々がそう言うと、少し離れた所にいたメイド少女がサッと歩み寄る。
「ご主人様、ご指名でしたら結愛ちゃんよりあたしの方がいいですよ」
 リカという名札を付けた少女は結愛の肩を掴んで押しのけた。
「え? ああ……」
 戸惑う紗々の元へ、
「あー、リカってばずるーい」
「わたしもー」
と、二人のメイドも軽やかに駆けてくる。
 茶色のセミロングヘア―が奈緒、黒髪をストレートロングにした娘が美見子。
 三人はきゃっきゃっとじゃれ合いながら横に並ぶ。
「ご主人様はどの子がお好みですか?」
「あたしですよね?」
「わたしでしょー?」
「ええと……」
 押しの強いメイドたちに、紗々は圧倒されてしまう。
「そうだ、結愛ちゃんはお掃除お願いね」
 一歩離れて様子を見ていた結愛に、リカが笑顔で声をかける。
「で、でも、結愛もご主人様とお話ししたい……」
「結愛、早くしなよ」
「そうだよ、ここはわたしたちに任せてー」
「は、はい……」
 結愛は俯き、店の奥へ歩いていく。
「ご主人様、ご指名を!」
「そうだね……」
 紗々はどう答えたものか困り、頬を掻いた。
 そこへエプロンを付けた中年の男が駆けてくる。
「お客様、取材がしたいとのことですが」
「あ、店長」
「結愛ちゃんから聞いたよ。みんなは他のご主人様のお相手を、ここは僕が」
 店長と呼ばれた男が微笑むと、三人は渋々紗々の元から去っていく。
「ひょっとして、絆先生でいらっしゃいますか? 雑誌で拝見したことがあります」
「はい、推理作家の絆紗々です」
「取材ということでしたら、一日メイド体験をなさいませんか?」
「体験、ですか?」
 きょとんとする紗々に、店長は続ける。
「本日だけここのメイドとして働いていただければ、メイド喫茶がどういうものかよく分かっていただけると思うのですが」
「なるほど……」
 確かに、内情を探るには良いかもしれない。
「よろしくお願いします」
「はい、では奥の方へ」
 店長に招かれ、紗々はスタッフルームへと向かった。

「うーん……」
 紗々はスタッフルームでメイド服に着替えると、首を傾げた。
「よくお似合いですよ、絆先生」
 厨房で調理をしていた店長は戻ってくると、紗々の姿を見て拍手をする。
「一日体験って、私もメイド服を着るんですか?」
「ええ、メイド体験ですから、なり切っていただかないと」
「はあ……」
 紗々のサイズに合うものがなく、何とか着ることのできた衣装も胸元から巨乳が零れ出しそうになっており、スカートも短いため太ももどころかパンティが見えてしまっている、
 何より少女向けの可愛らしいメイド服は、三十路の紗々に似合っているとは思えなかった。
 ──まあ、内情を探るために我慢かな……。
「絆先生には見習いメイドとしてお客様──いえ、ご主人様にご奉仕していただきます」
「ご奉仕……、接客ではなくて?」
「ご奉仕です。ここはご主人様のお屋敷ですから、いらっしゃいませではなくお帰りなさいませと仰ってください」
 真面目な顔でそう告げる店長に、紗々は頷く。
「お帰りなさいませ、ですね」
「そうです。では、後は体で覚えてください」
 ポンと紗々の肩を叩き、店長は気さくに笑った。

「お帰りなさいませ、ご主人様」
 カランコロンとベルが鳴ると、メイド少女たちはすぐさま反応した。
「あ、お帰りなさいませ、ご主人様」
 紗々もそれに続け精一杯の笑顔を浮かべた。
「あれ、新しいメイドさん?」
 常連らしい小太りの男は紗々を見るときょとんとする。
「見習いメイドの紗々と申します」
「どこかで見たことある気がするなあ、まあいいや」
 男はリカに案内され、窓際の席に着く。
 ──常連の客にも探りを入れたいけど……。
 そうは思うものの、三人のメイド少女のように指名を迫る踏ん切りがつかない。
 今もリカたちは小太りの男の元で「ご主人様とお話ししたいです!」などと可愛らしい声を上げている。
 紗々は店の隅で「うーん」と唇を撫でた。
「どうしたもんか……」
 小さく呟いた時、奈緒が紗々を呼ぶ。
「紗々さーん」
「は、はい?」
「ご主人様が紗々さんとお話ししたいって!」
「え、私?」
 紗々は疑問に思いつつ、チャンスだと駆け出した。
「ご主人様、お呼びでしょうか?」
「うん、初めてのメイドさんと喋ってみたくて」
「ありがとうございます」
 紗々はインタビューなどで見せる澄ました笑みを浮かべた。
「紗々さん、緊張しないで!」
「応援してるわ」
「頑張ってねー」
 三人は紗々の背中を叩き、他の主人たちの接客に戻っていった。
「とりあえず座って、見習いメイドさん」
 男は自分の隣をとんとんと叩き、促す。
「失礼します」
 向かいのソファではなく、体が密着しそうな場所を示されたことに戸惑いつつ、紗々は言われた通り彼の隣に腰を下ろした。
「紗々さんって、推理作家の絆紗々さんだよね?」
「ご存知でしたか」
 紗々はいつも通り『推理作家の絆紗々』として認識されていることに安堵する。
「雑誌の表紙でみたことあるよ」
 男はそう言うと、短いスカートから露わになっている紗々の太ももに手を伸ばした。
「ご、ご主人様……?」
 紗々は視線を他のメイドに向けて助けを求めるが、彼女たちも他の客に指名されたらしく、同じように体を密着させ触られることを拒んでもいない。
 ──これが、長西さんの言ってたサービス……?
 できるものなら男の手を跳ねのけたいが、騒ぎを起こしては潜入にならないとされるがままになる。
「紗々さん、何でメイドさんしてるの?」
「じ、次回作のための取材なんです」
「じゃあ次はエッチな小説書くの?」
「いえ、推理小説ですよ」
 紗々の笑みが引き攣っているのに気付いているのかいないのか、男のセクハラ行為はエスカレートしていく。
 密着どころか紗々に抱き付くようにしてもう片方の手を胸の谷間に滑り込ませ、男は荒い息をつき始めた。
「紗々さん、官能小説の方が向いてるんじゃないの?」
 神経に触る猫撫で声を耳元で囁かれ、紗々は鳥肌が立つのを感じた。
「私は、推理作家ですよ……っ!」
 男の指が谷間をぐにぐにと掻き分けていく。
「あれ、紗々さんブラジャーしてないの?」
「こ、このメイド服だと、ブラが見えてしまうので……」
「だからってノーブラは駄目だよ、エッチだなあ」
 男は無遠慮に乳房を揉み始め、硬くなっている乳首を人差し指で弾く。
「あっ!」
 ピクンと身体を跳ねさせ、紗々は身を捩った。
「乳首も大きいねえ、こんなやらしい乳首、ブラジャー着けてないと擦れて感じちゃうでしょ?」
「そんな、ことは……」
「だって、乳首勃ってるよ」
 男は紗々の乳首をくにくにと弄ぶ。
「もうやめ……っ」
「きゃっ!」
 ガシャンッと派手な音がして、客もメイドも我に返ったように音の元を向く。
「ご、ごめんなさい……」
 優愛がティーポットを落としたらしく、床は紅茶で濡れ陶器の欠片が散乱している。
「もー、何やってるの!」
 リカは慌ててそちらへ走る。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
「謝るより早く布巾取ってきて!」
 客たちは興が冷めたのか、居心地が悪そうにメイドから体を離した。
 紗々はこれ幸いと立ち上がり、
「申し訳ありません、私もあちらの手伝いをしてきますね」
と、微笑んだ。
「あ、うん……。紗々さんは夜もメイドさんするの?」
 男は名残惜しそうに尋ねる。
「夜、ですか?」
「うん」
「店長と相談してみます」
 紗々は恭しくお辞儀をして、男に背を向けた。

「夜、か」
 九時になり閉店となった店内で、紗々は息をついた。
 先ほどまでのセクハラ行為も問題だが、裏社会の首領の耳に入るものとは思えない。
 あの客が言っていた夜に何かがあるのだろう。
「お疲れ様でした、絆先生」
 厨房から出てきた店長に声をかけられ、紗々は微笑んだ。
「いえ、貴重な体験です。あの、お客様──いえ、ご主人様から夜もメイドをするのかと訊かれたんですが、この後もお店を開けるんですか?」
「ああ、一部の会員様限定ですが。紗々さんも参加なさいますか?」
「そうですね……」
「もしそちらを気に入れば、このまま勤めてくださってもいいんですよ」
「参加させていただきます、興味がありますから」
 店長の柔和な目がギラリと光った気がした。
「じゃあスタッフルームで休憩していてください、他の子たちもそちらにいますので。僕は厨房で用意をしています」
「はい」
 紗々は頷き、厨房の横を通りスタッフルームのドアに手を掛けた。
「ん?」
 中から何やら声が聞こえる。
 休憩中の少女たちがお喋りをしていてもおかしくないが、怒鳴るような声に不穏なものを感じ、紗々はドアを小さく開け、覗き込んだ。
「ねえ、結愛ちゃんってほんと性格悪いよね? さっき邪魔したのもわざとでしょ?」
「ち、違います……」
「自分が指名されないからってさ」
「そうよ、店長が結愛ちゃんをクビにしないの分かっててそういうことするんでしょー」
 リカと奈緒と美見子が、結愛をロッカーに追い詰めて詰っている。
「あんたが特別扱いなのは可愛いとかじゃないの、分かってるよね?」
「わ、分かってます……」
 優愛は俯き、消え入りそうな声を出す。
「じゃあちゃんと謝ってよ、役立たずのくせに特別扱いされてごめんなさいって」
「は、はい……。結愛は役立たずのくせに……」
「失礼しまーす」
 そこで紗々はドアを開け、スタッフルームに足を踏み入れた。
 四人の視線が注がれる中、気付かぬふりをしてへらへらと笑う。
「ごめん、ひょっとして大事な話とかしてた? 店長から夜の営業まで休憩するように言われてね」
「そ、そうなんだ、お疲れ様!」
 リカは取り繕うような笑顔を浮かべ、結愛に向き直る。
「そういうわけで、今度から気を付けてね、結愛ちゃん」
「そうそう。失敗は誰にでもあるから」
「気を落とさないでねー」
 矢継ぎ早にそう言うと、三人は長椅子に座って楽しそうにお喋りを始めた。
 結愛は無言で紗々に頭を下げ、スタッフルームから駆け出して行く。
 紗々はそれを見送ると、ロッカーに入れていたペットボトルの水を飲み、長椅子の隅に腰掛ける。
 ──結愛ちゃんが特別扱いっていうのが気になるな……。
 とはいえ、今は夜の営業のために体を休めることが先決だ。
 絆家当主として仕えられる側だったためか、慣れない給仕に随分と疲れた気がする。
 紗々は目を閉じ、溜め息をついた。

「ん……」
 体を動かすと、ギシギシと縄が軋む音がした。
「何これ」
 紗々はあのメイド服から乳房を露出した状態で、海老反りの体勢で天井から吊るされていた。
「いつの間に……」
 ペットボトルの水を飲んだ後、眠りに落ちたのだ。
 ──睡眠薬か。
「絆先生、お目覚めのようですね」
 店長が紗々と向かい合う。
「これから夜の営業の始まりです。これを経験した子はみんな病み付きになってしまうんですよ。きっと絆先生もうちで働きたくなりますよ」
「何をさせる気……」
 紗々はギリッと奥歯を噛み締める。
「さあご主人様! 今夜は見習いメイド紗々さんの歓迎会です!」
 リカが周囲に集まっている男たち数人に向けて告げると、彼らは歓声を上げる。
 その中には昼間の男もいた。
「結愛、準備して」
 奈緒が結愛の肩を掴んで紗々の前に立たせた。
「今日は特別だよー、紗々さんに全部あげるねー」
 美見子が紗々の顎を掴み、結愛の股間に顔を向けさせる。
「しっかり咥えてよ、紗々さん」
 奈緒はそう言うと結愛のスカートを捲り上げた。
「な……っ」
 結愛は下着を着けていなかった。
 しかし紗々が驚いたのはそこではない。
 結愛の股間には、雄の象徴が鎮座していた。
 濃く茂った陰毛からにょきっと生えた陰茎は赤黒く、長くはないがずんぐりと太い。
 何より目を引くのは睾丸の大きさだ。
 野球ボールほどもある二つの玉はパンパンに張り詰めている。
「君は、男だったの?」
 呆然とそこを見つめ問いかける紗々を、奈緒が鼻で笑う。
「この子は両性具有、ふたなりってやつ。気持ち悪いでしょ」
「しかも結愛ちゃんのザーメンは特別なんだよー」
 美見子は紗々の口をこじ開けた。
「じゃあ、始めましょ」
 リカが結愛の方を見てウインクをする。
「ほら、早く」
「あうう……」
 奈緒が結愛の陰茎に手を添え、紗々の口へ導く。
「んむ……っ」
 紗々の口に入った瞬間、ペニスがビクンと跳ね上がった。
「結愛、好きに動いていいのよ。見習いメイドにご奉仕を教えてあげるつもりでね」
「で、でも……」
「なにためらってるのー? 結愛ちゃん」
 美見子は吊るされて抵抗できない紗々の頭を揺さぶり、無理矢理結愛の竿を刺激させる。
「むぐっ! んんっ!」
 紗々の唇が太いペニスを擦り、舌が亀頭をくすぐった。
 可憐な少女のものとは思えない雄臭さが口内に広がり、鼻をつく。
「紗々さんのおくちまんこ、もっと味わいたいです……っ」
 優愛は荒い息をつき、「ごめんなさい」と言うなり紗々の頭を掴んだ。
 そして自らの股間に紗々の頭を勢いよく押し付けた。
「ふがっ!」
 紗々は鼻を恥骨にぶつけ、目に涙を溜める。
 ごわごわとした陰毛が顔をくすぐってむず痒い。
 ペニスがぴったりと口に栓をして呼吸を阻害する。
 鼻から酸素を取り込もうとすると、むわりとした精臭が肺を満たした。
「はあ……、ごめんなさい紗々さん……、ごめんなさい!」
 結愛は詫びの言葉を繰り返しながら、紗々の頭と自らの腰がぶつかり合うよう前後に動かした。
「んごっ! おぐっ!」
 まるでオナホールを使って自慰行為をするかのような、乱暴で自分勝手な動き。
 それと共にペニスが膨らみ、硬度を増し、カウパーを垂れ流す。
 紗々は目を白黒させ、口全体で亀頭を押し返そうとしたが、結愛はそれも快感として肉棒を硬くしていく。
「はあっ、紗々さんっ、気持ちいいですっ! 結愛イッちゃいますうっ!」
 早くも限界を迎えた結愛は一際強く紗々の顔を自らの股間に押し付けた。
「おぶっ! んんーっ!」
 大きな睾丸を膨張させていた精液の全てが、紗々の口内に流れ込む。
「ごおっ、お、お……」
 紗々は力なく陰毛に顔を埋め、ただ精液を受け止める玩具と成り果てた。
 だが、オナホールにも限界がある。
「おぼっ! ぶううっ!」
 飲み込み切れない精液は紗々の頬を風船のように膨らませ、それでも途切れず鼻から噴き出した。
 黒い茂みを白濁で汚す紗々を、結愛はまだ解放しない。
 ガニ股でみっともなくへこへこと腰を振り、ようやく萎えた肉の塊を紗々の口内に擦り付ける。
「もー、ザーメン出し切ったなら早く済ませてよ」
「キャハハ、結愛ちゃんってばお猿さんみたいー」
「結愛ちゃんってば恥ずかしくないの? ご主人様たちが見てるのよ?」
 メイド少女たちの嘲笑も聞こえないのか、結愛は最後の一滴まで紗々の口に搾り出した。
「はああ……、気持ち良かったですう……」
 夢見心地な表情で吐息をつき、結愛は紗々の頭を離した。
「おべ……、あうう……」
 紗々は無様な精液塗れの放心顔を観客に晒し、白い鼻提灯を作った。
 そんな紗々の重力に従って垂れ下がった巨乳に、美見子がチューブの付いたカップを取り付ける。
 チューブはボトルに繋がっている、牛に使うような搾乳器だ。
「私、母乳なんて、出ない……」
 息も絶え絶えに言葉を紡ぐ紗々。
「大丈夫だよー、出るようになったから」
 美見子は無邪気に笑うと、電動搾乳器のスイッチを入れた。
「んおおっ! おおおおっ!」
 紗々の乳房が吸引される。
「おっおっおっ! おっぱいがあっ!」
 胸の奥がむずむずする。それに熱い。
 激しい吸引に合わせて、何かがせり上がってくる。
「あひいっ♡」
 ぴゅっぴゅっと、紗々の大きな乳頭から白い液体が噴き出した。
「あ、出た! 出ましたよ、ご主人様! 見習いメイド紗々さんのおっぱいミルクです」
 リカが声を弾ませると、客たちは「おおっ!」と歓声を上げた。
「あ……♡ あへ……♡ おっぱいミルクう……?」
 まるで乳首から射精したかのような快感に、紗々は惚けていた顔を更に蕩けさせる。
「結愛ちゃんの精液を飲むとねー、母乳が出るようになるんだよー」
「一時的なものだけど。でもまあ、結愛みたいなのでも役に立つのね」
 奈緒はまだ夢の世界を彷徨っている結愛の背中を叩いた。
「紗々さんのおっぱい、大きいのに出が悪いなー、もっと強くしてみよっかー」
 美見子が吸引の強度を上げると、カップの中でぷくりと盛り上がっていた乳肉が伸び上がる。
「おっほおおおおっ♡」
 再び母乳が噴き出し、紗々はビクンと身体を跳ねさせる。
 二つの乳房から同時に射精と等しい快感に襲われた紗々は、宙吊りのまま虚空を跳ね回る。
 乳房がブルンブルンと揺れるが、強い力で吸い付いたカップは外れることがない。
「外してえっ♡ 乳首伸びるっ♡ 伸びちゃううううっ♡」
 不格好にピンと伸びた乳首から、勢いよく母乳が噴き出す。
 先程までのささやかな量ではなく、本当に射精のような勢いで飛び出す母乳はチューブを通り、ボトルに溜まっていった。
 射精と違い、一瞬では終わらない快感。
「うひいいいっ♡ 気持ちいいの止まらにゃいいいいっ♡」
 射乳は紗々の精神を蝕みながら延々と続く。
「おっぱいミルク止めでええええっ♡ イッてるうっ♡ おっぱいイッてるうううっ♡」
 空中でばたつき、汗を飛ばし、身悶えしても射乳の快感が止まることはない。
 それどころか母乳の勢いはどんどん増し、ボトルを満たしていく。
「あああああっ♡ 射乳アクメええええっ♡ 頭おかしくにゃりゅうううっ♡」
 涎をだらだらと垂らし、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして紗々は叫んだ。
「あ、あれが紗々さんのおっぱいミルクか……」
「射乳アクメ顔エロ過ぎる……」
「おっぱいがブルンブルン跳ねてるぞ」
「あのおっぱいで推理作家は無理だろ」
 男たちの下卑た言葉も、今の紗々には聞こえていない。
「最初からやり過ぎたら壊れちゃうから、ここまでかなー?」
 美見子は笑顔でそう言うと、やっと搾乳器のスイッチをオフにする。
「ほひい……♡ 止まったあ……♡」
 紗々は身体を痙攣させてカチカチと歯を鳴らした。
「みっともなく射乳アクメキメてアヘ顔晒してる紗々さんを見ながら、彼女のおっぱいミルクを味わってくださいませ、ご主人様」
 リカは楽しそうな声音で客たちに告げ、美見子と奈緒はボトルになみなみと溜まった母乳をティーカップに注いでいく。
 それを受け取った客たちは躊躇いなくカップに口を付け、満足そうに息をつく。
「いやー、やっぱりメイドさんのおっぱいミルクはおいしいねえ」
「紗々さんのミルクは濃厚だなあ」
「いい射乳アクメっぷりだったよ」
「まだアクメから戻ってきてないじゃん」
 男たちは好き勝手なことを言いながら、未だ宙吊りのままの紗々を笑い者にする。
「うふふ、みんな射乳アクメの虜になっちゃうのよね。メルティドリームを辞めるなんて考えられない」
「指名の多い子が母乳係になれるから、またたくさん指名してもらわなきゃ」
「紗々さんも、ここで働くの確定だよねー。こんなに気持ち良さそうな顔してるしー」
 美見子はチューブを掴み、紗々の乳房に貼り付いたままのカップを無理矢理引き剥がす。
「きゃんっ☆」
 反動で大きな乳房をダイナミックに揺らし、紗々は鼻水を飛ばした。

 ハンカチで頬を拭われ、紗々は目を開けた。
「目が覚めたんですね、紗々さん」
 結愛がスタッフルームの長椅子で、紗々に膝枕で開放をしていた。
「ああ、うん……」
 紗々は体を起こし、結愛の方を向かずに問いかける。
「他の子たちは?」
「みんなもう帰りました。今日は閉店です」
 紗々が掛け時計に目をやると、十二時を過ぎていた。
「そうか。君は、どうしてあんなことを?」
「ここしか、ないんです……」
 結愛は目を伏せ、ぽつりぽつりと語り出す。
「結愛はこんな体だからパパとママにも捨てられて……。みんな、結愛のおちんちんを見たら気持ち悪いって言いました。でも、店長さんだけは結愛を必要としてくれましたから」
「ふーん」
「それに結愛は、おちんちんが気持ち良くなると、他のことがどうでも良くなっちゃうんです。リカちゃんたちにお口で咥えてもらうと、ここから逃げるなんて考えられなくなっちゃいます」
 紗々はそこまで聞くと頭を掻いた。
「前半はよく分からないけど後半は分かる。快楽は大事だ」
 長椅子から立ち上がり、結愛の前に跪く。
「紗々さん……?」
 紗々はメイド服の胸元を自らずらし、乳房を露出させた。
 そして結愛の足の間に潜り込むと、彼女のイチモツを柔かい二つの果実で挟む。
「君が自分から探せば、もっと強い快楽を得られるよ。自分勝手なだけのイラマなんかよりね」
 紗々は豊満な乳房を両サイドから手で押さえ、優しく上下に揺すった。
「はう……っ、ぱ、パイズリ、きもちいいですっ」
 たぷんたぷんと揺れる乳肉に包まれ、結愛の睾丸がズクンと熱を持ち始める。
 ゆっくりだった乳の揺れが少しずつ激しさを増す。
 睾丸にずっしりとした乳房の重みを感じ、結愛は「はあ……」と甘い吐息をついた。
「紗々さんのおっぱいにっ♡ 金玉プレスされてましゅう……っ♡」
「そうだよ、おっぱいで君の金玉の形を感じてる。大きくて立派なここで、たくさん精子を作ってね?」
 紗々は理性を蕩かすような艶めかしい声音で囁きながら、結愛の顔を見上げる。
「はああっ♡ 紗々さんのおっぱいで押し潰されて、ザーメン上がってくりゅううっ♡」
 結愛は身体をぶるりと震わせ、太いペニスを膨らませた。
「逞しいおちんちんがビクビクしてる。硬くて、すごく熱い」
「はうっ♡ 紗々さんが喋るとおっぱいが揺れてっ♡ 優愛もっと感じちゃいますうっ♡」
「感じて? 結愛ちゃんのおちんちん、もっと元気にしていいんだよ?」
 乳肉が肉棒に絡み付き、しっとりと汗に濡れた肌が亀頭に吸い付く。
 乳房に埋もれたペニスはすっかり上を向き、酸素を求めるように谷間を掘り進んでいく。
「ああ……、結愛ちゃんってばそんなに射精したいんだね。こんなに暴れて……」
「はいっ♡ 結愛はザーメン出したいですっ♡ 精子ピュッピュしたいですうっ♡」
 結愛は犬のようにだらしなく舌を出し、腰を震わせた。
「じゃあ、頑張って。私のおっぱい精子まみれにしてみようか」
「はいっ♡ はいいっ♡」
 埋もれていた亀頭が乳肉を掻き分けて顔を出した途端、冷たい空気に驚いたかのようにビクンと轟いた。
「おおおほおっ♡ イキますっ♡ 結愛のおちんちんイキましゅうううっ♡」
 結愛は喉を逸らし、舌を天井に向けて突き上げ、大量の精液を噴出させた。
「んっ」
 紗々は暴れるペニスを乳房で押さえ付け、白濁液が口に入らないよう注意する。
 紗々の上気した乳肉を真っ白にコーティングした結愛の精液は尚も止まらず、ぼたりぼたりと粘度を持って積もっていく。
 ようやく射精が収まった頃には、紗々の胸はすっかり白に覆われていた。
「はああ……っ♡ 気持ちいい……♡ 紗々さんのパイズリすごすぎですう……っ♡」
「ここでくすぶってないで、もっと気持ち良いことを探しにいけばいいよ」
 紗々は精液まみれの胸をハンカチで拭い、立ち上がった。

 長西にメルティドリームの内情を報告して一か月が経った。
 紗々はマリンサイドでコーヒーを飲みつつ、窓から海を眺めていた。
 ここで海を見るのが原稿で詰まった時の紗々の息抜き法である。
 メルティドリームはあの後摘発されたらしい。アルバイトの少女が警察に駆け込んで、違法なサービスが表沙汰になったという話だ。
 メイド少女たちがそれからどうなったかまでは、紗々の知らぬところである。
 いや、ただ一人、行方を知っている娘がいた。
「里見さんっ、コーヒーとサンドイッチのオーダーですう」
「はーい、すぐ作るわ」
 紺を基調としたシックなエプロンドレスを身に纏い、店内をとてとてと駆け回る少女。
「結愛ちゃん、ケーキセットを運んでちょうだい」
「はい!」
 以前よりも明るい表情で働く結愛を見て、紗々は微笑んだ。
 結愛はそんな紗々に気付くと駆け寄り、耳元で告げる。
「結愛頑張りますから、またパイズリしてくださいね?」
 はにかんで軽やかに駆けだしていく結愛を見送り、紗々はポカンと口を開けた。
「いや、私じゃなきゃ駄目なの?」
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  1. 2020/04/23(木) 20:07:34|
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