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18禁小説『彼女がここにいる理由』

 久々に小説を書きたい! という気持ちになったので書きました。僕あまの千夜とは色々設定が変わっています。
 後日改めて設定記事に上記のキャラ絵を追加しますので。
 小説はまあ、男2女1の3Pです。3Pを書いたのは久々かもしれません。
 暑さでバテ気味ですが、小説書きたい欲は戻ってきたので一応安心かなあ。
※9/4、鈴鳴祐を鈴鳴柚木という少女に、森川を刑事から元刑事に変更。

『彼女がここにいる理由』

「おい、入るぜ」
「ああ、どうぞ」
 沢村誠助はドアを開ける前に声をかけ、水上圭は了承した。
 それならば、驚くような光景が目の前に広がるなど、普通であればないはずだった。
 沢村はドアを開けた瞬間、返そうと持ってきた本を手から落とした。
 それほどに彼は驚愕し、呆気にとられたのだ。
 広く小綺麗な部屋。海が見える窓に沿うよう置かれたキングサイズのベッドの上で、ワイシャツの襟を緩めた水上が女を抱いている。
 女というよりは少女と言うべきかもしれない。問題は彼女が沢村もよく知る人物であることなのだが……。
 水上は海戸千夜に後ろから覆い被さり、腰を打ち付けていた。
「お前、何やって……」
「見て分からないような年じゃないだろう。俺は千夜と愛し合ってる」
 水上は当たり前のようにそう言って、動きを止めた。
「要するに、セックスしてる最中ってことでいいか?」
「情緒のない男だな」
 ――情緒もクソもあるかよ。
 沢村は内心で毒づき、頭をガシガシと掻きむしった。
「邪魔したな。『愛し合って』んなら俺は出てく」
「沢村、さん……?」
 千夜の絞り出すような声が、背を向けた彼を引き留める。
 千夜が一言「助けて」とでも言えば、言ってくれれば、沢村は仲間である水上でも殴り飛ばしただろう。
 沢村も水上同様この少女に恋い焦がれているからだ。
 だが、千夜は蕩けた表情で陶酔しているような吐息をつき、
「ああ……、沢村さんかあ……」
 と、呟いた。
 どうやら確認しただけらしい。
それでも沢村は振り返り、シーツを握り締めて一糸纏わぬ身体を震わせている千夜を見つめた。
 聡明な少女は水上のペニスを受け入れたまま腰を揺らし、甘い声を上げている。
 その痴態から、彼は目を逸らせずにいた。
「酷いな、千夜。俺としてるのに、他の男の名前を呼ぶなんて」
 水上は苦笑し、千夜の桜色をした唇を人差し指で優しくなぞる。
「こっちの口が淋しいのかい?」
 耳元で囁かれると、千夜は「あ……っ」と声を漏らして涙を浮かべた。
「そういうわけじゃ……、なひいいっ!」
 水上が再び腰を振り始めたことで、千夜の声が裏返った。
「あっ、ああっ! もっ、感じすぎて、こわい……っ!」
 ぱちゅんぱちゅんと音を立て、沢村の目があるというのに淫らな行為は続く。
 沢村はギリッと奥歯を噛み締めると、ズボンのチャックを下ろしすっかり勃起して張り詰めている肉棒を取り出した。
「ふえ……」
 ぽかんとしている千夜の頭を押さえ、開いた口に肉棒を押し込む。
「んぐっ、う……っ」
「口が淋しいなら、しゃぶってくれよ……」
 沢村が低い声でそう言うと、千夜は大きな瞳で彼を見上げた。
「う、うう……」
 戸惑いながらだが、彼女は舌を動かしペニスを押し出すことなく刺激し始める。
「まだ、拙いな……」
 そう言いつつも沢村は興奮し、千夜の頭を撫でながら快楽に身を委ねる。
「フェラはまだあまり教えてないからね」
 水上は怒るどころか楽しげにそう言って、腰の動きを速めた。
「んんっ! う、ん……っ!」
 千夜は膣壁をうねらせ、同時に口を窄ませた。
「うっ」
 その刺激で、痛いほど張り詰めていた沢村のイチモツは暴発する手前まで追い込まれる。
「そろそろ、イキそうだ……」
 水上は千夜の放漫な乳房に手を回し、つんと勃ち上がっている乳首を弄びつつピストンを更に激しいものにした。
「んおっ! おおおっ!」
 千夜はビクンと身体を跳ねさせながら、腰をくねらせる。
 それでも沢村の肉棒を吐き出すことはなく、ちゅうちゅうとしゃぶることも忘れない。
「出すから、子宮で受け止めてくれ……っ」
 水上が力強く突き、ぴったりと腰を押し付け「ふう……」と息をつく。
「んんーっ! んおっ、おっ!」
 千夜は目を見開き身体を痙攣させながら、沢村のペニスをきつく吸い上げた。
「うおっ!」
 思った以上の快感に、沢村は千夜の頭を抑えたまま射精した。
「おご、お、お……」
 呼吸が上手くできないのだろう。千夜は目を白黒させながら必死で精液を飲み下す。
 沢村も水上も、最後の一滴を出し切るまで動かなかった。
 ただ千夜だけが、肉付きの良い身体を淫らに震わせ、白濁を受け止める。
 そのいやらしさに沢村は眩暈すら覚えた。
 ようやく出し切ったのを確認すると、沢村は萎えたペニスを千夜の口から抜いてやった。
 千夜は口端から精液を一筋垂らし、酸素を求めて荒い呼吸を繰り返す。
 水上も千夜の膣から精液と愛液で汚れた竿を抜き、少女の身体をシーツの海に寝かせた。
 無毛の秘部はひくひくと開閉しながら白濁を零す。
 水上はそんな千夜を愛しそうに撫でた。
「やっちまった……」
 『愛し合って』いる二人の営みに介入してしまった罪悪感と虚しさに、沢村は頭を抱える。
「俺は構わないよ。同じ男として、君の気持は痛いほど分かる」
「いや、だからってお前……。すまねえ……」
 謝罪は千夜に対してのものだが、彼女は快楽の余韻から抜け切っていないようで反応しない。
「愛しい少女のこんな姿を見せられて平気でいられるなら、異常だ」
「愛しい……。俺にとって千夜は、妹みたいなもんだぜ」
「そんな嘘は通用しない。正直に言えよ。興奮したってさ」
「興奮は、した……。愛しいってのも、確かに事実だ」
「それならいいじゃないか。これからは三人で楽しもう」
「はあ?」
 沢村は素っ頓狂な声を上げた。
「お前はともかく、千夜はそれでいいのかよ」
「彼女には、選択肢が必要だ」
「選択肢?」
「俺は彼女がこちら側にくることを願ってる。君はそうなってほしくない」
「あ、ああ……」
「だから、彼女はどちらの愛も知って、そのうえで答えを出すべきだ」
 答えを出すため、千夜はここにいる。

 混雑した駅のホームで、千夜は前に立つ男の背中を見つめていた。
 スーツ姿のその男は、無防備な背中を晒している。
 ――今なら、この男を殺せる……。
 千夜はごくりと唾を飲み込んだ。
 周りの人間たちはスマートフォンをいじっていたり文庫本を読んでいたり、と他人に興味はないらしい。
 絶好のチャンスと言えた。憎い男を殺す、チャンスだ。
 千夜は大きく息を吸い込んだ。
「電車が参ります、ご注意ください」
 そのアナウンスを聞きながら、息を吐き出す。
 あと何秒だろう。この男の命の火が尽きるまで。
 電車が見えた。
 千夜は思い切り手を突き出した。
 男は背中を押され、バランスを崩す。ホームに留まろうとするが足は絡まり、死へのステップを踏む。
 電車のブレーキ音を聞きながら、千夜は背を向けた。
 ――ああ、やっとあんたを殺せた。

「ん……」
 千夜は水上の腕の中で目を覚ました。
「夢かあ……」
「悪い夢でも見たのかい?」
 水上はそう尋ね、千夜の頭を撫でる。
 ――まるで、恋人同士だ。
「いえ、別に」
 千夜は彼の腕から逃れようとしたが、男の力に敵うわけはない。
「もっと甘えていいんだよ。あんなに愛し合った後じゃないか」
「愛……」
 千夜は眉間に皺を寄せた。
「愛し合ったつもりはないんですけど」
「そうだろうね、君は押しに弱いから」
 水上は明るく笑い、ようやく千夜を解放した。
 ――ここで暮らすようになってからすぐ、水上さんに迫られて押し切られて、気付いたらこうなってたんだよな……。
 千夜は溜め息をついた。
「そうだ、沢村が出した分は拭いておいたけど、気になるならシャワーでも浴びておいで」
「沢村さんが出した分?」
「覚えてるだろ? あいつの名前だって呼んだし」
「ああ、あー……」
 千夜は頬を赤らめ、眉をハの字にした。
「怒ってもいいと思うけどね、無理矢理みたいなもんだったし」
「貴方がそれを言います? それに、煽ったのも水上さんだったじゃないですか」
「そうだけど、フェアじゃないだろ?」
 水上は悪びれた様子もない。
「シャワー、浴びてきます」
 千夜は肩を竦め、自分のシャツとスカートを着込んだ。
「ああ、また後で」
 水上の部屋を出た千夜は、ラウンジを見渡せる階段を下りていく。
 壁一面がガラス張りになっており、青く輝く海が一望できた。
 茶色い髪のボーイッシュな少女が千夜に気付き、テーブルを拭いていた手を止めて、
「もうすぐ朝食だよ」
 と声を上げる。
「うん、シャワーを浴びたらすぐ行くね」
 彼女、鈴鳴柚木は千夜の高校時代からの親友だ。
 元々別荘だったこの建物はモダンで洒落た造りだが、小さな丘の上に建っているため交通の便はあまり良くない。
「だから、いいんだろうけど」
「千夜」
 階段を下りたところで後ろから声をかけられ、千夜ははっと振り返る。
「水上の様子はどうだった」
 大柄な男が水上の名前を出すが、むしろ千夜のことを案じているような響きがあった。
「いつも通りでしたよ」
「君も、いつも通りか?」
「ええ、いつも通りです」
 千夜はにっこりと微笑んでみせる。
 この男、森川浩次は元刑事らしい。
「それならいいんだ。呼び止めて悪かったな」
「いえ」
 千夜は踵を返し、洗面所へ向かう。
 ドアノブに手をかけようとしたが、内側から一拍速く開き、丁度沢村と顔を突き合わせる形になった。
「あ、千夜……」
 沢村はバツが悪そうに頭を掻き、「すまねえ」と口にする。
「いいですよ、そんなに気にしてないですから」
「お前は、もっと怒っていいんだぜ。俺に対しても、水上に対しても」
 そう言う沢村はどこか苦しそうで、千夜は苦笑した。
「怒るのだって、疲れるんですよ。――シャワー浴びてきます」
 千夜は沢村の横を通り過ぎた。
 水上圭――現代の切り裂きジャック。
 沢村誠助――ハンドオブマーダー
 それらは世間が付けた通り名のようなものである。
 二人の殺人鬼の、名だ。
 彼らは一度警察に捕えられたが、今はこうして優雅とも言える生活を送っている。
 殺意を以て殺意を制す――などと説明したのは森川だが、考えたのはもっと『上』の人間らしい。
 殺人鬼――ここでは所謂シリアルキラーと同義と思ってもらって良い――を捕獲するために殺人鬼を使う。
 彼らの強さの源はその『殺意』である。
 千夜はシャワーを浴びながら、一か月ほど前に森川から聞かされた話を思い出していた。
 殺すことへの躊躇いのなさ、罪悪感の欠如などといったものが脳のリミッターを外し、普通であれば出せない力となる。
「合理的、なのかなあ」
 千夜の滑らかな肌の上で、湯が弾ける。
 セミロングの黒髪に端正な顔立ち。大きな乳房に肉付きの良いヒップ。外見は美少女と呼んで遜色ないだろう。
 更に、彼女は高校を卒業すれば一流大学へ進学するだろう、と誰もが思っていた。
 聡明、博識、語学堪能……、そのように幾度も称賛された千夜自身、そのつもりであった。
 しかし、現在千夜が所属しているのは、この警察が試験的に作った『マーダラーズハイ』という特殊チームである。
 千夜には特技がある。
 それは殺意を抱いている人間を感知するというものだ。
 それはこのチームに無くてはならない力である。殺人鬼を簡単に特定できるのだから。
 だが、千夜は正義感やそういう感情でここにいるわけではない。
 ただ答えを見付けたいだけなのだ。
 自らの内にある殺意が、正しいものなのか否かを。
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テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2018/06/28(木) 20:41:51|
  2. 没小説
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