FC2ブログ

18禁『黒猫さんと白兎』

 猫耳紗々とうさ耳時雨のレズエロ、イラスト付き版です。表情差分って難しいですね。


20180325201124856.jpeg
201803252011360d6.jpeg
20180325201146a59.jpeg
20180325201159e64.jpeg
201803252012088dc.jpeg
20180325201218050.jpeg
2018032520124252d.jpeg

『黒猫さんと白兎』

 頭と腰に違和感を覚え、時雨は目を覚ました。
 朝日がカーテンの隙間から差し込むだけの薄暗い部屋で、自分の頭に手をやる。
「ん?」
 もふり、と柔らかい物に触れた。まるで、動物の耳のような感触。
 時雨はベッドから飛び降りると、慌ててカーテンを開け姿見に自分を映した。
「何ですか、これは……」
 頭から、真っ白な兎の耳がぴょこんと生えている。
「じゃあ、まさか……」
 恐る恐る、パジャマ代わりのワイシャツの裾を捲る。
 後ろ姿を鏡で確認すると、白いパンティの上から丸く白い尻尾がはみ出していた。
「どういうことですか」
 時雨はその毛玉を軽く引っ張った。
「ん……っ」
 甘い感覚が背筋を走り、慌てて口を押さえる。
 ――こんな姿を絆さんに見られたら、何をされるか……。
 泊まりに来ていた紗々は、隣で寝ているはずだ。
「藍澤さーん」
 鏡に紗々の姿が映り、時雨は慌てて鏡像ではない彼女を見る。
「ほ、絆さん、起きたんですか……、ってそれは!」
 グレーのワイシャツに黒いパンティという格好の紗々は「ああ、これ?」と頭に手をやる。
 彼女の頭からは黒い猫の耳が生えており、腰の辺りでは同じく黒く長い尻尾が揺れている。
「黒猫、ですか……」
「そっちは白兎か、似合ってるね」
 紗々の表情は明らかにこの状況を楽しんでいるようにしか見えず、時雨は溜め息をついた。
「このままでは仕事に行けないのですが」
「私は別に困らないよ、原稿はここで書けるし」
「私は困るんです。それに貴女だって、もう一つの仕事に支障が出るでしょう?」
「それもそうだ」
 紗々は肩を竦めると、時雨に歩み寄った。
 キスができそうな距離でまじまじと見つめられ、時雨は思わず後ずさる。
「逃げないでよ」
 紗々はニヤニヤと笑い、時雨を追い詰めるように壁へ手を突いた。
 そしてもう片方の手で、長い耳を摘む。
「んっ」
 ピクンと反応した時雨に興味を示した紗々は、人差し指で耳の内側をなぞっていった。
「あっ、や……っ」
 きゅっと目をつぶり、頬を紅潮させる白兎。黒猫は獲物を嬲るかのように彼女を弄ぶ。
「耳で感じるんだ? 可愛いね。兎って性欲強いらしいけど、どう?」
 触れていない方の耳は言葉で責める紗々の意地の悪さに、時雨は唇を噛んだ。
「感じて、ません……」
「やらしい声出てたけど?」
「うるさい……っ」
 睨み付けても涙で潤んだ瞳では劣情を煽るだけである。
「ふふ、ほんと可愛いな、君は」
 紗々の手が耳を優しく愛撫していく。
 先程よりも性的な手付きに、時雨は甘い電流が走り抜けるのを感じた。
 ――このままでは、流される……。
「調子に、乗るなっ!」
 時雨は咄嗟に手を伸ばし、紗々の黒い尻尾を強く握った。
「おっ! と……」
 紗々は驚いたように目を見開き、裏返った声を出したことを恥じたのか耳を愛撫していた手を離し、自らの口を押さえる。
 ほんの少し意趣返しができたことで、時雨の口角が上がった。
「まったく……」
 だが紗々はすぐに余裕を取り戻し、時雨の腰へと手を回し尻尾を緩く包んだ。
「んっ、そこは、触らないでください……っ!」
 尻尾は耳より感じやすく、下腹部が疼き始める。
「本気にさせたのは、君だ」
 やわやわと尻尾を刺激しながら、紗々は時雨のパンティの中へ片手を滑り込ませた。
「ぬるぬるしてる」
 割れ目をなぞり、そう告げる。
「こ、これは……」
「耳と尻尾で感じたんだね」
「あ、貴女だって、尻尾を掴まれた時は……っ」
「うん、ゾクッとした」
 紗々の尻尾はゆっくりと揺れていた。
「だから、お礼?」
「そんなことより、元に戻る方法を考えないと……」
「折角なんだから、今は楽しもうよ」
「呑気な、ことを……っ!」
 紗々の指が、つぷりと蜜壷に挿入された。
「ああっ! こんなことをしている、場合じゃない、のに……っ!」
「ふふ、可愛いな、藍澤さんは」
 尻尾を触る紗々の手に力が込もり、時雨の足は快楽のせいでガクガクと震えた。
「は、あ……っ。も、やめて、ください……っ!」
 美しい中性的な顔を淫らに歪ませ、時雨は懇願する。
「もう少し我慢、ね?」
 紗々は指を膣内で激しく出し入れした。
「そん、なっ!」
「いい具合になってるし、ここでやめられて困るのは君の方でしょ?」
 グチュグチュと卑猥な水音が部屋に響いた。
 幾筋もの淫水が時雨の太ももを伝い落ちる。
「せめて尻尾……、離して……っ」
「なるほど、尻尾の方がイイんだ?」
 尻尾を優しく、しかし追い詰めるように揉まれ、時雨は蕩けそうな快楽に支配されていった。
「やめてって、言ってる、のにい……っ」
 口の端から唾液を一筋零し、形の良い眉をハの字にして、時雨は紗々のシャツを握り締めた。
「ふふ、耳もふるふるしてる」
 紗々は小刻みに震える時雨の肢体を楽しんでいる。
 ――この、サディストッ!
 悪態は言葉にできない。薄い唇から溢れるのは、もはや喘ぎ声だけだ。
「んうっ! く……っ、あ、あ……っ!」
 無防備に喉を晒し、時雨は涙を零した。
「も、イクッ、だめえ……っ!」
 ぎゅっと強く尻尾を握り締められ、時雨の中で快感が弾けた。
「あっ、ううううんっ!」
 背を逸らし、時雨は絶頂を迎えた。そしてそのままへたりと床に座り込む。
「はあ、あ……」
 ぼんやりとした瞳が、なんとか紗々を捉える。
 意地の悪い黒猫の口は、楽しくて仕方がないとでもいうように弧を描いていた。

「何だったんでしょうね、あれは」
 リビングルームでコーヒーを飲む二人。
「ま、ちょっとした超常現象ってやつじゃないの」
 紗々はダイニングテーブル越しに時雨を見つめ、微笑む。
 二人の頭にはもう動物の耳はない。尻尾も消えていた。
「迷惑な超常現象ですね」
 時雨はじっとりとした目で紗々を睨む。
「面白かったからいいじゃないか」
「面白かったのは貴女だけです」
「可愛かったよ」
「忘れてください」
「そういや、兎は想像妊娠しやすいっていうけど、した?」
 時雨のこめかみに青筋が浮かんだ。
「するわけないでしょう!」
 紗々の頬を掠めたメスは、壁に掛けてあるカレンダーを射抜いた。
 そこに兎と猫が描かれていたのは、きっと偶然だろう。
スポンサーサイト

テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2018/03/25(日) 20:19:47|
  2. 18禁その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<設定『アルカナソルジャー』(追記は18禁) | ホーム | 小説『本日も晴天なり3、4話』>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://bsophist.blog.fc2.com/tb.php/448-52d939ae
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)