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18禁小説『似た者同士の情事』

 こちらのシリーズに時雨を闇医者として登場させてみました。
 鷺沼と時雨の殺伐セックスです。中出しあり。


『似た者同士の情事』

 マンションの一室、そのドアを鷺沼は蹴り開けた。
「何です……」
 リビングから現れた中性的な女、藍澤時雨は溜め息をついた。
「怪我ですか? それとも……」
「後者だ」
 鷺沼はズカズカと部屋に入り込む。
 時雨は再び溜め息をつくと白衣の裾と長い黒髪を翻し、ソファに腰を下ろした鷺沼の前に立った。
「私は医者ですよ。貴方の性処理をする義務などないのですが?」
 切れ長の瞳が鷺沼を睨む。
 しかし彼はどこ吹く風といった様子で肩を竦めた。
「医者っていっても非合法な闇医者だろ。それに、今更だ。今日は駄目なんて言うなよ」
「そもそも私の意見を聞き入れたことなどありませんよね、貴方。いつも、無理矢理だ」
 時雨は悲壮感など感じさせることなく三度目の溜め息をついた。
 そして白衣のポケットに入れた手が動いた瞬間、銀色に光るメスが空を切る。
 鷺沼はそれを人差し指と中指で受け止めた。
「物騒だな」
「去勢しましょうか? 麻酔ぐらいはしてさしあげます」
「セックスできなくなるだろうが」
「それは結構。嫌ならば風俗へ行くなり債務者を手込めにするなりしてください。私に欲望を向けるのは、間違っています」
「胸ちっせーしな、お前」
 鷺沼が時雨のスレンダーな体付きを見つめると、彼女の眉間に深く皺が刻み込まれる。
「麻酔はいりませんね」
「どうでもいい、ヤらせろ」
 鷺沼は時雨の腕を引くと、ソファに押し倒した。
「毎回毎回、必要か? この茶番」
「茶番? 全て本音ですよ」
 だが、時雨は抵抗しない。
「素直じゃねえな」
 節くれだった長い指が時雨のネクタイをしゅるりと解き、ワイシャツのボタンを外していく。
 白い時雨の頬に僅かだが赤みが差した。
 露わになった薄い胸、その中心でピンク色の突起がつんと存在を主張している。
「お前だってヤル気じゃねえか」
「これは……、そういう類のものでは……」
「言い訳なら好きなだけしろよ。全部聞き流すから」
「く……っ」
 鷺沼の指が時雨の胸部を撫でていくと、細い身体が小さく震えた。
「感じてるか?」
「嫌悪感、なら……」
「身体は正直だってのに」
 先程より硬くなっている両の乳首をきゅっと摘むと、「あっ!」と艶のある声が漏れた。
 鷺沼はニヤリと笑い、小さな突起を抓り、転がし弄ぶ。
「はあ……、あ……っ!」
 時雨の薄い唇から溢れる甘い声。
 鷺沼は手を彼女の下半身へと滑らせていき、スラックスに手をかけた。
「これ、以上は……」
「ここからが本番だろ」
 下半身を覆う衣服と白いパンティーを脱がせ、露わになった秘部をなぞる。
「はは、もうビショビショじゃねえかよ」
「生理現象、ですよ……」
 時雨は奥歯を噛み締めた。
「まだそういうこと言うんだな」
 鷺沼は親指で充血しているクリトリスをこね回しながら、人差し指と中指を膣に出し入れする。
「そんな、一気に……っ!」
 時雨は悲鳴を上げ、背を逸らした。
「イイだろ、膣内とクリ、同時に刺激されんの」
「だめ、です……、はっ、ああっ!」
 その細い身体はビクビクと跳ね、感じていることを証明する。
 クリトリスからは電撃のように鋭い快感が走り抜け、膣内からは甘い刺激が身体を満たしていく。
 時雨の膣はトロトロに溶け、雄を受け入れる状態になっていた。
「指だけでイッてみるか?」
「ふざけないでください……、そんなの、屈辱ですっ!」
「つまり、ちんこでイキたいってことだよな」
「く……、貴方という人は……っ!」
 時雨は涙に潤んだ瞳で鷺沼を睨み付ける。
「ま、お望み通り」
 鷺沼はチャックを下ろすと、赤黒くグロテスクな勃起ペニスを取り出した。
「ぶっといの、ぶち込んでやるよ」
 その手が時雨の腰を掴み、先端を割れ目に押し当てる。
「は、あ……。この、最低、男……っ」
「そりゃどうも」
 ずぷりと音を立てて、ペニスが挿入された。
「んっ! あ、ぐ……」
 その質量と熱に、時雨は目を見開いた。
 鷺沼は容赦なく抽挿を開始し、柔らかく解れた膣壁を押し広げていく。
「もう少し、ゆっくり……」
「こっちだって、必死なんだよっ」
 膣肉がペニスに絡み付き、彼を絶頂へと誘っていく。
 そのこめかみを汗が伝った。
「あああっ! も、そんなにっ!」
 貪欲に求められ、時雨の身体は限界を訴えていた。
「これ以上……、無理、させないで……っ!」
「ああ……」
 結合部が愛液とカウパーでドロドロになっているのを見ると、鷺沼は満足げに笑った。
「くっ」
「う、ああっ!」
 大量の精液が子宮を満たしていく。
 最後の一滴まで出し尽くすと、鷺沼は「ふー」と息をついた。
「早く、抜きなさい」
 時雨は疲れ切った様子で告げる。
「分かったよ」
 鷺沼が萎えたペニスを抜くと、通常より多い白濁液がごぽりと溢れ出した。
「はあ……、不毛です……」
「俺は好きだけど、今ぐらいの関係」
「関係? ただの腐れ縁じゃないですか」
 時雨は数えるのも面倒になった何度目かの溜め息をついた。
「縁は縁だろ。仲良くしようぜ」
「冗談じゃない」
 ピシャリと言い切ったが、『次』があることを時雨は知っていた。
「似た者同士なんだよ、俺たちは」
「ええ、そうなんでしょう……」
 煙草をくわえようとした鷺沼に、時雨は「禁煙です」と言って目を閉じた。
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テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2017/06/14(水) 20:45:54|
  2. 没小説
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