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18禁小説『どうか心の片隅に(第二章)』

 第一話第二章。デートの後ラブホテルでセックスをする海戸と千夜。
 事件解決のため、千夜は校内で弓子の人間関係を調べ始める。


第二章
 翌朝の教室は、昨日とは違った意味でざわついていた。
「香川、妊娠してたんだって」
 そんな話が耳に入り、千夜は溜め息をついた。
「おはよ、なんか変な噂が広まってない?」
「あー、なんか一年の女子が産婦人科に入っていく香川さんを見てたとかで」
 美由の言葉に千夜は「なるほど」と頷く。
「でも、全然驚いてない辺り千夜も知ってたんじゃないのか?」
「お通夜の後、香川さんのご両親が話してるの聞いた」
「じゃあマジなんだ」
 美由は「うーん」と腕を組む。
「今回のも現代の切り裂きジャックなのかな?」
「違う」
 千夜は思わず断言してしまい、取り繕うように付け加えた。
「と、思う」
 キョトンとしている二人に対して、
「ほら、香川さんって売春とかしてるように見えなかったし」
 と言った。
「ま、確かにそうね」
「しかし千夜にしては珍しいな。そんなに親しかったのか?」
 冷奈に聞かれ、千夜は苦笑する。
「うーん、どうだろう」
 そして、ふと思った。
 ――情報収集なら、やっぱ『あそこ』が一番かな。

 放課後、漫画研究部にやって来た千夜。
 たまにはと思いノックをすると、「やばい、隠して!」という声の後に「はーい」と返事が返ってくる。
 ――何を隠してるんだか。
 千夜は苦笑した。
「やあ、元気?」
「あ、海戸せんぱーい! どうしたんですか?」
 茶色の髪をショートツインにした女子生徒、安本るるが嬉しそうに立ち上がる。
「安本さんたちにちょっと訊きたいことがあってね」
「海戸先輩のためなら何でも答えちゃいますよ!」
 彼女は敬礼をし、黒髪を短く切った山里瞳はやれやれと肩を竦め、金色のふわりとした髪を長く伸ばした佐川リナは困ったように微笑む。
 三人とも二年生だが、この学校のことに異常なほど詳しいのだ。
「先輩は何が知りたいんですか?」
「殺された香川さんのこと。わけあって真相を知りたくてね。教えてくれないかな?」
「三年一組のファイルってどこだっけ、瞳ー」
「三年生のはここ。はい」
 瞳からファイルを受け取ったるるに、千夜は問いかける。
「彼女の交友関係とかは?」
「えっと、クラスに友達とかはいなかったみたいですよ」
 千夜は納得する。クラスメートたちの他人事のような反応はそのせいだったのだろう。
「クラス外には?」
「香川先輩は図書委員だったから、その絡みはあるみたいですね。三年五組の多田浩太先輩に告白されたとか」
「告白? 結果は?」
「玉砕ですよー。好きな人がいるからって断られたらしいです」
「ふむ」
 千夜は頷く。
「あ、あの、あと……」
 リナがおずおずと口を開く。
「生物室によく通ってたみたいです……。きっと生物が好きだったんですね……」
「生物が好きとは限らないわよ?」
 るるがにっと笑う。
「生物教師が好きだったって可能性はあるわね。国本とか趣味悪過ぎだけど」
 瞳が呆れたように言い放つ。
 生物教師、国本忠司の授業は千夜も受けている。どこか暗い感じのある四十代男性で、あまり生徒に好かれている様子はない。
「そっか、ありがとう。ちなみに彼女は妊娠してたわけだけど、心当たりとかある?」
「いやー、さすがにそれは。でも……」
 るるは言葉を切った。
「売春してたって話は聞いたことないから、恋人とかそういう相手の子供なんじゃないですか?」
「なるほど、ありがとう」
 千夜は三人に、「じゃあね」と手を振り部室を出た。
「とりあえずは図書委員の多田君、それと国本先生、か」

 図書室は北校舎の一階にある。
 カウンターに座っているのは二人、男子生徒と二年であることを表す黄色のネクタイをした女子生徒だ。
 千夜はすたすたと歩み寄ると、声を落として尋ねた。
「多田君いる?」
 男子生徒が溜め息をつき、「俺だけど」と答える。
「俺が多田浩太。何の用だ?」
「香川さんのことについて訊きたいんだけど」
「またですかあ?」
 隣に座っていた女子生徒が、嫌悪感を剥き出しにして唸る。
「え、なになに? またってどういうこと? というか、君は?」
 女子生徒の剣幕に驚き、千夜は一歩下がった。
「あたしは三谷ルカです。もう十人目ですよ! 多田先輩にそのこと聞きに来たの!」
 黒髪で三つ編みという地味な外見だが、なかなか気が強いらしい。腰に手を当てて立ち上がり、千夜を睨み付ける。
「多田先輩だって傷付いてるんですから、好奇心でそういうことを訊きに来るのはやめてもらえませんか!」
「まあまあ」
 多田の方が苦笑し、ルカを宥める。
「まあまあじゃないですよ、先輩! ムカつかないんですか?」
「まあまあ、図書室では静かに、ね?」
 千夜が人差し指を唇に当てニヤリと笑うと、ルカは更にきつく睨んだ。
「えっと、海戸だよな。お前はさ、好奇心とかで来たんじゃないんだろ?」
「うん、まあ。――多分」
「多分って何だよ」
 多田は「ははは」と笑うと、ルカの肩を叩いた。
「悪い、ちょっと出てくるから、しばらく一人で頼むわ」
「いいですけど……」
 ルカは釈然としない様子ながらも渋々頷く。
「どこで話す?」
「この時間なら食堂とか?」
「オーケー、手短に頼むな」
 二人は図書室を出る。ルカはその背中を見送ると、「もう!」と腕を組んだ。

 人がほとんどいない食堂で、二人は缶ジュースを手に話を始めた。
「香川さんに告白したって、ほんと?」
 直球だが、手短にと頼んだのは多田の方だ。千夜は問いかける。
 多田は気を悪くした様子もなく頷く。
「ああ、三ヶ月ぐらい前かな。図書室で誰もいなかったから、告白した。――ま、見事玉砕だったけどな。他に好きな人がいるからって」
「そっか」
 漫研の情報は確かだったらしい。
「好きな人が誰かは、言ってた?」
「いや、そこまでは。あ、でも……」
「うん?」
「きっと結ばれない相手だって、言ってた」
 多田は少し淋しそうに目を伏せる。
「なあ、あいつ、妊娠してたんだろ?」
「うん、そうらしいね」
「じゃあ、その好きな人とは結ばれたのかな? 誰の子供だったんだ……」
「私も知らない」
「十人目だって、鈴原が言ったよな」
「ん? ああ」
 多田が苦笑した。
「中にはさ、俺が父親じゃないかって言うやつもいるんだよ。玉砕したから、そのままレイプしたんじゃないかって」
 ルカがピリピリしていたのは、そんなことを言ってくる輩がいたかららしい。
「それは、酷いね」
「ま、そう思いたくなってもしゃーないよな。みんな動揺してんだよ」
 こうして話していると、彼はとても人を殺せるような人間には見えなかった。
「じゃ、俺はそろそろ行くな。あいつ一人にしとくのも心配だし」
「ああ、うん。ありがとう」
 千夜はその背中を見送ると、多田の言葉を整理する。
「結ばれない相手、か」
 ――家族、同性、教師……。
「あのキスは、好意の証とかじゃないよな」
 結ばれない想い人に自分も当てはまる可能性はある。
 しかし、弓子に想われる覚えがない千夜は「うーん」と唸った。

 生物室は北校舎の二階にある。
 千夜は誰もいないその教室で、窓から見える中庭をぼんやりと見ていた。
「ここに、香川さんがよく出入りしてたんだ」
 ――何のために?
 るるたちが言っていたように、国本に想いを寄せていたのだろうか?
 中庭では吹奏楽部の練習が行われている。
 勇壮なメロディーに合わせ、千夜は鼻歌を歌った。
「何をしてるんだ」
 はっと振り返ると、白衣姿の国本がどこか虚ろな目で千夜を見つめていた。
「あ、先生。すみません、少しぼーっとしてました」
 教師からの信頼を得ている千夜だからか、国本は特に疑う様子もなく「そうか」と言った。
「そろそろ帰ったらどうかね。最近は物騒だ」
 そう言いながら、彼は生物室のカーテンを閉めていく。
「はい、そうします」
 千夜は微笑んで歩き出し、ふと足を止めた。
「香川さん」
 その名前を口に出すと、国本の動きがピタリと止まった。
「――が、よく生物室に出入りしてたって聞いたんですけど、彼女、生物が好きだったんですね」
 あえてとぼけたことを言って振り返り、国本の様子を伺う。
 どんな反応を見せるかと思ってしたことだったが、結果は意外なものだった。
 千夜の方を見た彼の目から、涙が一筋溢れた。
「え?」
「香川君……、いや、弓子の」
 国本はポケットから水色のハンカチを取り出し、目元を拭う。
「お腹の子の父親は、私だったのかもしれない」
 その告白に、千夜は息を飲む。
「愛し合っていたんだ、私たちは」
「何で、それを私に?」
「君は口が軽いようには見えない。誰かに、知ってもらいたかったんだ。私と弓子の間に、愛が存在したことを」
 それ以上踏み込むことができず、千夜は「失礼しました」と言って生物室を出た。
 ――知ってもらいたかったって、何だよ……。
 そもそも、国本の言葉を丸々信じることもできなかった。
「大体、犯人は何で腹を裂いたんだ」
 それに関しては、思い付くことがいくつかあった。
 現代の切り裂きジャックの犯行に見せかけるため、とか。
 弓子のことが憎かったから、惨たらしく殺したかった、とか。
 ――あと、もう一つ……。
「いや、それはいくら何でも、狂ってる……」
 千夜は頭を振った。
 ――いけない、いけない……。
 殺人犯のことを考え過ぎて、侵食されそうだった。
 殺意は、伝染するのかもしれない。
「は、は……」
 千夜は踊り場で蹲った。
 まるで、あの時の弓子のようだ。
「私も、殺したい……」
 ――あの、男を。

「おじさーん、こんにちは」
 千夜は笑顔で海戸探偵事務所を訪れた。
「おう、千夜……」
 海戸は千夜の顔を見ると息をついた。
「最近、疲れてるみてえだな」
「そうかな?」
「隠し事とかしてねえか?」
「してないよ」
 千夜はそう言ってソファに腰を下ろす。
 ――殺人鬼とか犯人探しとか、絶対心配するもんなあ。
「ならいいんだが。そうだ、明日土曜だろ。たまには水族館でも行くか」
「水族館? 行きたい!」
「いつもここでヤるだけだもんな。じゃあ明日はデートだ」
「ふふ、楽しみだなー」
 千夜は子供のような笑みを浮かべた。

 海戸の車で水族館へやって来た二人。
 海戸はいつも通りの格好だが、千夜は白いワンピースというデートらしいいでたちだ。
 中に入ると、大小様々な魚が泳ぐ大水槽がある。
 薄暗い館内で青い光を放つ水槽からは、神秘的な美しさが感じられた。
 昔、千夜がまだ小学生の頃だった。母が休日も仕事の時は、海戸がよくここに連れてきてくれた。
「すごく綺麗。鮫もいるよ、大きいねー」
 はしゃぐ千夜を見て、海戸は笑った。
「昔からこれが好きだったよな、お前は」
「うん、大好き。鮫は特に好き」
「また変な映画見たな?」
「足の生えた鮫が陸を駆け回って、人を食べまくるの」
「何だよそのクソ映画」
 海戸はガクリと肩を落とす。
「次はクラゲ見たいな」
 千夜は奥にあるクラゲのコーナーへと駆けていく。
「おーい、走んなって」
「はーい」
 千夜がくるりと振り返ると、ワンピースの裾がふわりと広がった。
 その後ろには光の中を揺らめくクラゲが漂っており、どこか不思議な光景に海戸は不安を覚えた。
 まるで千夜が、同じ次元の生き物ではないようで。
 このまま、自分の前から姿を消してしまいそうで……。
 海戸がその手を掴もうとした時、後ろから「あ」という声がする。
 聞き覚えのあるその声のした方を千夜が見ると、ルカが立っていた。
 解かれた長い黒髪はウェーブしており、明るい色の花柄のワンピースが似合う彼女は学校で会った時とは印象が違った。
「誰だ?」
「図書委員の子」
「三谷ルカです」
 ルカはじっとりとした目で二人を見る。
「その人、先輩の彼氏ですか?」
「叔父だよ、母方のね」
「そうですか」
 ルカは怪しむような目を海戸に向けた後、千夜へと視線を移した。
「あの、海戸先輩。ちょっといいですか?」
 尋ねられ、千夜はちらりと海戸を見た。
「あー、俺、ちょっと便所行ってくるわ」
 海戸は頭を掻き、急ぎ足で手洗い場に向かう。
「何かな?」
「海戸先輩は、どうして香川先輩の事件のことを調べてるんですか?」
「ん? ある人に頼まれたから、かな」
「それって、自分の意思じゃないってことですよね?」
「まあ、うん」
 千夜が取り繕うようにそう答えると、ルカは苛立ったように拳を握り締めた。
「香川先輩は、あなたに憧れてました」
「え?」
「海戸先輩の貸出カードを見て、凄いって言ってたんです。こんな難しい本を読んでるって」
 千夜はどう返したらいいものか分からなかった。
「そっか」
 それだけ口にした千夜を、ルカはじっと見つめる。
「海戸先輩が自分の意思で犯人探しをしてくれてるなら、ほんの少し嬉しいかもって思ってました。――でも、人に頼まれたからだったんですね」
 そして肩を落とし、
「香川先輩が、かわいそう」
 と言ってから首を振った。
「すみません。先輩を責めるつもりはなかったんです。お邪魔しました……っ」
 ルカはワンピースの裾を翻し、駆けていった。
 ――憧れてたって言われても……。
「そんな人間じゃないよ、私は」
「話、終わったか?」
 海戸の声に振り返り、千夜は頷いた。
「うん、終わったよ」
「何か困ってるんなら、話せよ? 頼りねえかもしれねえが、俺だって大人だ。お前のためなら、何でもしてやるから」
 海戸は千夜の頭を撫でた。
「うん、ありがとう」
 千夜は少し、俯いた。

 ファミレスで食事をし、車で帰路につこうとした二人だが、海戸はまだ千夜のことが気に掛かっていた。
 大人びたところはあるが、本当は脆く危うい、そんな子供。
 彼女が逃避行動として自分とのセックスに依存しているのは、よく分かっている。
 それが良いことと言えないのも、分かっていた。
「ラブホでも、行くか?」
 海戸は前を見たまま助手席の千夜に尋ねる。
「面白そうかも、行ってみたい」
「よし、じゃあ行こう」
 ――何でもしてやるって言ったけど、俺にできるのは結局これくらいか……。
 海戸は息をつき、ホテル街に向かう。
 十数分車を走らせると、周りがけばけばしいネオンで溢れ始めた。
 適当な所に入り、自動販売機のような受付を通る。
 エレベーターの中で、千夜は海戸の手を握っていた。
「ラブホは、初めてだな」
「うん、意外と綺麗なんだね」
「ああ」
 指定した部屋に入ると、ピンク色の派手な内装が目に痛かった。
「おー、ピンクだ、可愛い」
 しかし千夜はそんなことなど気にせずはしゃぎ、ベッドに勢いよく腰を下ろす。
「シャワー、先に浴びるか?」
「おじさんが先でいいよ」
 千夜はベッドで寝転び、珍しそうに室内を見回していた。
 海戸は「そうか」と、広いバスルームへ向かった。
 シャワーを浴びながら胸を過るのは、いつもの葛藤だ。
 ――千夜はまだ子供だ。
 ――俺はあの子の叔父だ。
 ――あいつは恋じゃなく、セックスに溺れてるだけだ。
 本来なら、大人として正しい道を示してやるべきである。
 この不毛な関係を終わらせ、彼女を未来へと導く。
 だが今、千夜を突き放したらどうなるだろう。
 快楽だけを求め、別の男とまた不毛な関係を築くだけかもしれない。
 それなら、その相手は自分でありたい。
「俺は、最低だな……」
 結局、千夜を自分のものにしていたいのだ。
 海戸はタオルを巻き、バスルームを出る。
「おかえりなさーい」
 立ち上がった千夜を、海戸は抱き上げてベッドに戻した。
「私も、シャワー……」
「このままでいい。わりいが、我慢できねえ」
「そっか」
 千夜は目の前に立つ海戸を見つめた。
 そして少し考えると、おずおずとした手付きで海戸のタオルを外した。
 目の前で緩く勃起しているペニスに、千夜は赤面する。
「何度も挿れてるだろ?」
「こうやってまじまじと見るのは、なんか恥ずかしい」
 そう言いながらも千夜は海戸の欲望を感じ取り、それにちろりと舌を這わせた。
「う……っ」
「ん、あつい……」
 熱の塊のような肉棒の先端を、千夜は口にふくむ。
 ちゅぷちゅぷと先だけをしゃぶられ、海戸はもどかしさを感じた。
「んっ、ちゅ……」
「千夜……、もっと深く、咥えてくれ……」
「うん、んっ」
 千夜は言われた通り、竿を半ばまで口にした。
「んぷ、ちゅう……」
 そして、無意識に唾液を絡めて口から出し入れする。
 ――こいつ、うまくなったな……。
 当然、仕込んだのは海戸自身である。
 セックスが始まれば先程の葛藤はどこへやら、千夜への欲望が勝ってしまい、その口の中で肉棒は膨らんでいった。
「ぷは……」
 千夜はそれを吐き出すと息をつき、口から垂れる唾液とカウパーを拭う。
「苦くて、しょっぱい……」
「今度、味付きのローションでも使うか?」
「そんなのあるの? じゃあ、苺味がいいなあ」
 千夜は子供のような発言で海戸を戸惑わせる。
 海戸はその頭を撫でると、彼女を抱き締めて背中に手を回し、スカートを捲り上げた。
 白いレースのパンティーをずり下ろし、濡れそぼった割れ目をぐちゅぐちゅと弄る。
「あんっ!」
「ちんこしゃぶって、濡れたんだな」
 耳元で意地悪く囁き、膣内を解していく。
「はあっ、あっ、おじさん……っ!」
 千夜は海戸にしがみ付き、背中に爪を立てた。
「千夜、挿れるぞ?」
「ん……っ、うん」
 海戸は指を抜き去ると、千夜の身体を俯せにした。
 ワンピースを纏ったままの千夜を犯すのは、どこか倒錯感を覚える。
 ――そうだ、これ、去年の誕生日に姉貴が勝手やったやつじゃねえか。
 ふとそんなことを思い出し、罪悪感が蘇った。
「おじさん……?」
「いや、わりい」
 海戸は首を振ると、千夜の腰を掴み一気にペニスを挿入した。
「ひゃうっ! 奥までっ、おちんちん、きたあっ!」
 熱く硬いモノで膣内を押し広げられ、千夜は悲鳴を上げる。
「んううっ! うっ、はあ、はあ……、あっ!」
 瞳から涙を零しながら、千夜はシーツに顔を擦り付けた。
 膣壁はきつく肉棒を締め付け、離そうとしない。
 海戸はそんな膣内で無理矢理抽挿を繰り返した。
 ――今更、手放せるわけねえんだ……。
 奥歯を噛み締め、白濁液をぶちまける。
「あっ、ああっ、あーっ! あついいっ!」
 千夜の膣肉がうねり、海戸の精液を残さず搾り取っていく。
 海戸は息をつくと、ワンピースを汚さないように注意し、イチモツを抜いた。
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テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2017/05/13(土) 19:44:00|
  2. 没小説
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