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18禁小説『SとMの楔』

 実はマゾヒストな紗々と独占欲の強い人留の話です。尻をつねりながら中出ししたり。
 ここからSM路線になっていくはず!


『SとMの楔』

 紗々は、サディストだ。
 自分をからかい、振り回し、困った顔を見て喜ぶ――そんな人間で、そういうところも含め、人留は彼女を愛している。
 しかし、サディストという認識は間違っていたらしい。
 人留が気付いたのは、いつものように事務所でセックスをしている時だった。
「はあっ、あ……、んっ!」
 締め付けはそれほどではないものの、名器と言って問題ない紗々の膣が人留の巨根に絡み付く。
 デスクで対面に交わり、紗々の腰を持ち上げては落とす人留。
「ああっ! 子宮まで、きてるっ!」
 彼の首に腕を回し、紗々は快楽を貪っていた。
 快楽を享受しているのは人留も同様で、気付けば自らの手に力を込めていた。
「つっ!」
「すまん!」
 紗々の尻肉に人留の爪が食い込んだのだ。
 痛かっただろうと慌てて謝罪したが、紗々の膣がきゅんと締まり、快楽を訴えていることに気付く。
「は、あ……」
 その体から力が抜け、全体重を自分に預けてきたことで、人留は察する。
 達したのだ。紗々は尻に爪が食い込んだことで、絶頂を迎えた。
「ふう……。ごめん、先にイッちゃった」
 紗々はどこかきまりが悪そうにそう告げる。
「痛いのが、いいのか?」
 人留は爪痕の残る紗々の尻を優しく撫でながら問いかけた。
 責めたつもりはない。ただ疑問に思っただけだった。
 だが、紗々は人留の肩に顔を埋めたまま弱々しく、怒られた子供のように頷く。
「その気質は、あるかも」
「気質?」
「あー、えっと、マゾヒスト、みたいな」
「そうか……」
 意外ではあったが、だからどうしたという話だ。
 人留にとって紗々は欠かせない存在であり、嫌いになるだとか離れようだとか、そんなことは決して有り得ない。
 しかし紗々は溜め息をつき、「知られたくなかったんだけど」と呟く。
「何でだ?」
「嫌になるでしょ、こんな私が、マゾとか」
 ――こんな私って……。
 その言葉の意味に、人留は思いを巡らせる。
 頭が良く、視野が広く、意地の悪いところがあり掴みどころもないが、根本の部分では優しい、そんな人間。
 それが人留の抱く紗々の人物像だ。被虐趣味があろうが、それは崩れることなどない。
 それでも、弱々しく「知られたく、なかった」と繰り返す紗々に、ずくんと股間が脈打つ。
 垣間見た恋人の弱さに、興奮していた。
 ――俺は、サディストなのか?
 自覚することのなかった欲望。
 ――いや、違う……。
 人留は息をついた。
 サディズムではない。これは独占欲だ。
 決して離したくない、誰にも奪われたくない、そんな欲望。
 飄々とした自由人の紗々が自分から離れていくのではないかという不安は、絶えず心の奥底にあった。
 それから逃れる術を、紗々自身が差し出してきたのだ。
「俺はお前を嫌いになったりしないし、それでいいと思う」
 紗々の耳元で、囁く。
「多分俺は、お前が求める快楽も与えられる」
「え?」
「正直なところ、そういうプレイに興味がなかったわけじゃない」
 嘘だ。所謂SMプレイというものに興味もなければ知識もない。
 それでもそれが紗々を繋ぎ留めるものになるなら、嘘など些細なことだ。
「だから、心配しなくていい。お互い様なんだよ」
 人留は紗々の膣内で勃起したままのペニスを抜くこともせず、彼女の身体を反転させ、デスクに突っ伏させた。
 そして抽挿を再開しながら、しっかりと肉の付いた臀部をぎり、とつねった。
「んひいっ!」
 紗々の身体がビクリと跳ね、先程と同じように人留の巨根を締め付ける。
「いい具合だ。つねられるのがそんなにいいのか?」
「う、うん……、じんじんして、気持いい……っ!」
 指に込めた力を強めると、紗々はふるふると尻肉を震わせ、腰をくねらせた。
「じゃあ、今度乳首にもしてやるよ。千切れるくらいに……」
 低い声でそう告げると、紗々は「あああ……っ」と悶える。
 想像しただけで、軽く達したらしい。
 どうやら、彼女の被虐趣味は相当なもののようだ。
 だが、その事実を受け入れることで人留も達した。
 白濁液を紗々の子宮奥までぶちまけ、悦に入る。
「はあ、ああ……」
 紗々は身体を痙攣させて余韻を楽しんでおり、人留はそれを見下ろしながら微笑んだ。
 その笑みがサディストのものとも気付かずに。
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テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2016/12/09(金) 10:40:06|
  2. 創作『クソッタレどものラブソング』
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