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18禁小説『アクアマリンの悲劇(前編)』

 今回はミステリー要素のある話なんですが、とりあえず前編なのでまだ事件は起きていません。
 リゾートホテルにやってきた千夜と月船のイチャイチャセックス。


『アクアマリンの悲劇』

「つきましたね」
 白いワンピースを着た千夜が月船の方を振り返る。
「ここが……」
「はい、ホテルアクアマリンです」
 千夜は微笑み、海辺に建つ高級リゾートホテルを手で示した。
 シャトルバスから降りてきた月船は「ほう」と感心したような声を上げる。
 海の青が映える白壁は美しく、見上げれば首が痛くなる高さも高級を冠するに相応しいと納得できた。
「毎年お母さんとおじいちゃんと叔父さんと、四人で夏休みになると来てたんです。今年からは文彦さんと二人で来ることになりますね」
「そうですね、しかし……」
 月船は医師という職業柄、高給取りと思われがちだがそうではない。勤務医はサラリーマンのようなものである。
 住んでいるマンションは高級とはいえ賃貸であり、それほど気楽な身分ではない。
「どうしたんですか? 気に入りませんでした?」
 心配そうに顔を覗き込む千夜に、格好を付けたい月船は首を横に振った。
「いえ、太陽が眩しかっただけですよ。素敵なところですね」
「異邦人みたい」
 千夜はくすくすと楽しそうに笑う。
 ――これはあの人からの宣戦布告ですかね……。
 ミステリー作家として有名な千夜の祖父、海戸夜太郎とはひと悶着あった。今回はそんな彼の勧めでここへ泊まりに来たのである。
 夜太郎の気持ちは分かる。何せ大切な孫娘が成人もしていないというのに三十路の男と結婚すると言い出したのだから。
 実家へと挨拶に行った際、彼が床の間に飾っていた日本刀を持ち出した時は、現代の切り裂きジャックとして愛用のメスで応戦せねばなるまいかと思った。
 その騒動は千夜と叔父の海戸十夜が止めてくれたのだが、わだかまりは解けていない。
 夜太郎としては、毎年このくらいのホテルに千夜を連れてこられないようでは月船を認めないということなのだろう。
 ――いいでしょう、受けて立ちますよ。
 心の中でそう決意し、月船は千夜と共にドアボーイが開けた扉をくぐった。
 フロントでも丁重な扱いを受ける千夜は、愛され、幸せな人生を送ってきたのがよく分かる。
 それだけに父親の一件がどれだけショックなことだったのか、殺意を抱くに値することだったのかと月船は納得した。
 人生はたった一つの出来事で大きく顔を変えるものだ。
 それは月船もよく知っている。
「今年からミステリーイベントが始まるらしいんですよ。だからホテル側としてはおじいちゃんに感想を聞きたかったみたいなんですけど、私が代わりに」
「そうなんですね」
 月船は明るく笑う少女の頭を撫でた。
 だからこそ、自分がいくつかの道を示してやらなければならない。どれを選ぶか決めるのは千夜自身だが。
 ロビーを抜けてエレベーターに向かおうとした時、月船はソファに見知った男が座り、新聞を読んでいるのに気付いた。
 その視線に反応したのは刑事の本能なのか、スーツ姿の本条がやり過ごそうとした月船と「どうしたんですか?」と立ち止まった千夜に目を向けた。
「やあ、千夜ちゃん。それに月船さんも」
 彼は新聞をテーブルに置くと、こちらへ歩いてくる。
「あ、本条さんじゃないですか!」
「どうして貴方がここに?」
 平の刑事は月船以上にここには相応しくない。本人もそれは分かっているらしく肩を竦めた。
「上司がここの支配人の知り合いでね。ミステリーイベントの感想を現職刑事から聞きたいというので、あみだくじの結果俺が選ばれた」
「なるほど」
 月船は納得したものの、千夜を狙っているこの男と同じホテルに泊まるのは気分の良いものではない。
「というわけで、まあよろしく」
 本条は千夜に笑いかける。
「よろしくお願いします。イベント頑張りましょうね!」
 千夜の方も邪気無く笑うのだから、月船は小さく溜め息をついた。
 ――本当に、千夜さんは無防備ですね。
 千夜にとって本条が兄のような存在というのはわかっている。それでも彼の方は千夜を妹ではなく女として見ているのだから問題だ。
 刑事の勘や女の勘とはまた違う、夫の勘とでもいうものではあるが。
「そろそろ行きましょう、千夜さん」
 月船は本条に見せ付けるように千夜の肩を抱いた。
「そうですね、じゃあまたイベントで」
「ああ、後で」
 千夜は本条に手を振り、月船と共にエレベーターへ向かう。
 これはただの旅行のまま終わらない。月船はそんな予感を覚えた。

 月船たちが泊まる2015室は広く、キングサイズのベッドに壁の半分ほどを占めるガラス窓、そこから見える砂浜と海がとても魅力的だった。
 彼らが住んでいるマンションからも海は見えるが、やはりリゾート地の海は一味違う。
「綺麗ですね、海」
 毎年来ている千夜にとってもその魅力は変わらないものらしい。窓から外を見つめ、鼻歌を歌っている。
「ええ、良いところですね」
 そう言って月船は後ろから千夜を抱き締めた。
 そしてワンピースの裾に手を入れる。
「わっ、どうしたんですか?」
 太ももを優しく撫でられ、千夜はくすぐったさに身を捩った。
「妬いてるんですよ。君が本条さんに笑顔を向けたから」
 月船は千夜の首筋に口付け、赤い花を咲かせる。
「笑顔くらい、誰でにでも見せますよ?」
「あの男はいけない。危険な気がするんです」
「殺人鬼が刑事を危険だなんて」
 千夜は苦笑したが、抵抗はしない。
 それをいいことに、月船の片方の手は胸を揉み始める。
 更に太ももを撫でていた手はパンティー越しに割れ目をなぞっていった。
「ん……」
「柔らかくて、温かいですね」
 月船は千夜の身体を抱きしめてその体温を感じる。
「そう、ですか?」
「ええ」
 頷き、するりとパンティーをずり下ろした。
 じわりと濡れた秘唇を直接なぞると、千夜は「ふあっ」と甘い声を上げた。
「濡れるのが、随分早くありませんか?」
 月船が意地悪く耳元で囁くと、千夜は息をついた。
「だって、いつも家族と来てる場所で、これから文彦さんとえっちなことするんだって思うと、なんだかすごく変な感じがして……」
「可愛いですよ、君のそういうところ」
 背徳感で興奮していたらしい千夜にこの上なくいやらしさを感じ、月船の股間は熱くなった。
 千夜のワンピースのファスナーを下ろしてぱさりと床に落とし、最後に残ったブラジャーも外してしまう。
「や、こんな窓辺で……」
「20階なんだから見えませんよ」
 月船はそう言って、千夜の豊満なバストをガラスに押し付けた。
「ひゃっ、冷たい……っ!」
「火照った身体には、丁度いいでしょう?」
 千夜は前のめりになった状態でガラスに手をつき、自らの身体を支えていた。
 その体勢はとても扇情的だ。尻を後ろに突き出し、アナルも秘部も月船に丸見えなのだから。
 月船は両手の親指と人差し指をそれぞれ割れ目と肛門に添え、くぱあと広げた。
「どちらも可愛いですね。ピンク色で形もいい」
「そんなとこ、見ないでください……、お尻の穴まで、広げないで……」
 肛門の皺を数えでもするかのように、月船はぷっくりとしたそこを見つめる。
「こちらでしてみますか?」
 人差し指でアナルをぐにっとこじ開ける月船。
「なっ、汚いですよ、そんなとこ……」
「汚くありませんよ、千夜さんのなら」
 月船は排泄器官に舌を捩じ込んだ。
「ひっ! そんな、いやあっ!」
 舌で肛内をねぶられ、千夜は窓ガラスに胸を押し付けたまま悲鳴を上げる。
 ――舌が蕩けそうなほど、いやらしい味がしますね。
 腸液が分泌されて柔かくなったそこを、月船はじっくりと味わい尽くす。
「あっ、ああっ! お尻、だめえ……っ! 恥ずかしいのに、変な感じするう……」
「つまり、気持ちいい、と?」
「ち、ちが……、お尻で気持ち良くなんてなってないです……」
「そのわりに、こちらがずぶ濡れになっていますよ?」
 アナルから舌を抜いた月船は、前の穴に人差し指を差し入れぐちゅぐちゅと掻き回す。
「どちらに挿れられたいですか?」
「あそこか、お尻かってことですか?」
「それ以外に挿れてほしいところがあるんです?」
「せめて、いつものところに挿れてください」
「いつものところとは?」
「いじわる……」
 千夜は顔を真っ赤にして呟く。
「お、おまんこの方に、ください……」
「はい」
 月船はにっこりと笑うと、チャックを下ろしガチガチになった巨根を取り出した。
「まだ、アナルは早かったようですね」
 千夜の身体を後ろから抱き締めるように覆いかぶさり、秘部に挿入する。
「あんっ! おっきいの、きたあっ!」
 ほんの少し苦しそうな響きが混ざった声。
 しかし、千夜がその先を望んでいることを月船は知っている。
「愛していますよっ!」
 ガツンガツンと貪るように腰を動かし、子宮口を突いた。
「あっあっあっ! ひいいんっ! 激しすぎますうっ!」
 膣壁を熱いペニスで何度も擦られ、千夜は涙を零した。
 きつく締め付けられ、月船のイチモツはドクドクと脈打つ。
「はあ……、君にかかれば、どんな男でも早漏になってしまいますね……」
 月船のこめかみを汗が伝った。
「く……っ!」
 子宮口をゴリッと強く突き上げ、射精する。
「ああーっ!」
 千夜はいつもより大きな声を上げて達する。
 ――やはり場所が変わると反応も違いますね……。
 月船は力の抜けた千夜の身体を抱き上げると、ベッドに運んだ。
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テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2016/10/22(土) 11:05:49|
  2. 没小説
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