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18禁小説『痴漢はだあれ』

 変更版水上と千夜の18禁小説、アップし直しですが。
 痴漢モノです。


『痴漢はだあれ』

 放課後、千夜は大型書店に行くため電車に乗っていた。
 その書店には洋書も多く、面白いものが見付かるかもしれない。
「結構混んでるなあ」
 帰宅する学生が多いのか、千夜はドアに押し付けられた状態で振り返ることすらままならない。
 ――壁にするのに高石君でも連れてくれば良かった。
 あの友人なら、この押し潰されそうな状況から守ってくれただろう。
「ま、彼は部活あるから仕方ないか」
 口を尖らせ、早く目的地に到着することを願う。
 ――ん?
 ふと、尻の辺りに誰かの手が触れるのを感じた。
 ――ま、これだけ人がいたら当たっちゃっても仕方ないか。
 そう思い気にしないことにしたが、どうもおかしい。
 その手はしつこく臀部を触ってくるのだ。
 ――痴漢、かな……。
 千夜は確かに胸も尻も大きく、魅力的な身体をしている。だが、痴漢に遭うのは初めてのことだ。
 ――こういう時って、声を上げるべき? でも大事になっても面倒だし。
 厄介事を好まない彼女は耐えることに決めた。
 電車の中ではどの道それほど大胆なことはしないだろう、と軽く考えて。
 しかし、甘かった。
 顔も見えぬ男は千夜が抵抗しないのを良いことに、ぴたりと抱き付くように体を押し付けてきた。
 更にそのまま右手を前に回し、千夜の豊満な乳房を揉み始める。
「ふえっ?」
 思わず声を出してしまった千夜は、慌てて口を押さえた。
 ――声を出したら変態だと思われるかも。というか、痴漢の思い通りに感じるのは悔しい……。
 耐えると決めた以上、声も出さずに痴漢の存在を無いものとする。反応が無ければ相手も飽きてやめるだろう。
 痴漢の右手は千夜のブラウスのボタンを三つほど外すと、ブラジャーの隙間に指を入れ柔らかい乳肉を弄び始める。
 そして左手は短いプリーツスカートを捲り、尻を気持ち悪いくらい優しく撫で回した。
「ん……」
 千夜は奥歯を噛み締め、ぎゅっと両手を握り締めた。
 ――いやなのに、気持ちいい……。
 心では男の愛撫を嫌悪しつつ、体は感じてしまう。
 相反する感覚に戸惑い、混乱した千夜はますます抵抗する術を失っていく。
 右手の人差し指と親指が、ブラジャーのカップの中で硬くなり始めた突起を摘んだ。
「んくっ!」
 千夜は目に涙を溜め、小さく震えた。
 男はそんな彼女の首筋に優しく口付けると、くにくにと乳首を弄り回し始めた。
 更にパンティーをずらしてむちむちとした尻に直接触れたかと思うと、潤い始めた割れ目をなぞる。
「ん、んーっ!」
 千夜は口を押さえながら顔を真っ赤にし、辱めに耐えた。
 くちゅくちゅと秘部が奏でる水音は、周りに聞こえていないだろうか。
 ――き、気付かれたら、淫乱だと思われちゃう……。
 彼女にとって、知りもしない男からの好き勝手な愛撫で感じるというのは恥ずべきことであった。
 ――私、淫乱じゃないのに……。
 悔しさと羞恥と不安で頭を一杯にしながら、千夜はただ震えるしかできない。
 ぽろりと零れた涙が胸に落ちる。
 男は容赦なく媚肉を撫で、秘部をまさぐっている。
 ――もどかしい、むずむずする……。
 まるで膣内で芋虫が轟いているような感覚だった。
 男の右手はとうとうブラジャーをずり下ろし、右乳房を露わにしてしまう。
「あ、あ……」
 自分のあまりにも恥ずかしい格好に、千夜は目を白黒させる。
 ぷるん、と飛び出た大きな乳を男は搾るように強く掴んだ。
 そして勃起した乳首を冷たい窓ガラスに擦り付ける。
「んひっ、くうう……」
 激しい快感の電流が、千夜の体を駆け抜けた。
「も、や……」
 千夜はぽろぽろと涙を流し、自分の体のはしたなさを呪った。
 ――痴漢なんかに感じさせられちゃうなんて、やだ……。
 男は追い打ちを掛けるように膣から抜いた指を千夜の目の前にやり、絡み付いた愛液を見せ付ける。
「そんなに、感じたのか?」
 耳元で囁かれた声に、千夜ははっとする。
「み、水上さん……?」
 何度も体を重ねたことのある殺人鬼の声。
「なかなか俺って気付いてくれねえんだ。おじさん淋しかったぜ」
 水上はごそごそと千夜の服を直し、苦笑する。
「だからって、何でこんなこと……」
 千夜が責めるような声を出したとき、電車はスピードを落とし停車した。
「とりあえず降りるぞ」
 水上は千夜の肩を抱き、ホームに降り立つ。
 そしてまだ震えている彼女をベンチに座らせた。
「いや、千夜の反応が可愛くてな、ついいじめちまった」
 悪びれもせず、水上は笑う。
 ぐったりと体をベンチに預けた千夜の中に、怒りより先に生まれたのは安堵の気持ちだった。
「水上さんだったからかあ……」
「ん、何がだ?」
「何でもないです」
 知りもしない、何の想いもない男に触れられて感じたわけではないことにほっとしたなどと、言うつもりはなかった。
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テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2016/05/27(金) 19:39:46|
  2. 没小説
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