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18禁小説『君が望んだ主従関係』

 『青春と性欲』の続きで千夜に責められる原石です。
 玉責めやらM男向け。


『君が望んだ主従関係』

 あの日から、原石は千夜の顔をまともに見られないでいる。
 あの日――保健室で寝ていた千夜の乳を弄んでから五日が経ったが、西野から注意を受けることも、千夜から軽蔑の言葉を吐かれることもない。
 西野に知られていないのはまだ分かる。だが、少なくとも千夜だけは知っているはずだ。
 自分は彼女の胸元を乱したまま、顔に精液をかけたまま、自分は逃げ出したのだから。
 それとも千夜は犯人が分からず、大事にするのを嫌って黙っているのだろうか。
 しかし、千夜に限ってそんなことがあるだろうか。
 西野から原石が様子を見に来たことは聞いただろう。それなら犯人が分からないということはないはずだ。
 だが、千夜はいつも通り彼に笑いかけ、冗談を言っていた。
 あれは自分が見た淫夢だったのかと思うほど、何も変わらない……。
 そんなことを考えていると、もう部活も終わっていた。
「主将、今日はこれくらいでいいですか?」
「あ、ああ」
 後輩から問われ、慌てて頷く。
 ――ぼーっとしてばかりじゃ、いけないな。
 原石は頭を掻き、溜め息をついた。
「どしたの? 溜め息なんかついちゃって」
 突然後ろから千夜の声がして、原石は思わず「うわあ!」と声を上げた。
「何で、ここに……」
 千夜は制服姿で、柔道部員しかいない多目的ホールに入ってきていた。
「ん、ちょっと君に用事があって。――ねー、主将借りていい?」
 彼女は十人ほどの部員たちに、微笑みながら問いかける。
「どうぞ!」
 彼らは滅多にない女子の登場に――女子マネージャーもいない部である――テンションを上げ、いい返事をした。
「ありがとう」
 千夜は柔道着のままの原石の手を掴むとすたすたと歩き出す。
「お、おい……」
 ――手、握られてる……。
 あんなことをしておきながら、今更手を握られただけでドキドキしてしまう原石。
 千夜が向かったのは保健室だった。
 ドアをガラガラと開け、西野がいないことを確認した彼女は原石をベッドに腰掛けさせる。
「ちゃんと知ってるよ、君が私にしたこと」
 千夜は妖艶な笑みを浮かべ、彼を押し倒した。
「知って……、たのか?」
 原石の顔がサッと青褪める。
「バレないとでも思ってたの?」
「いや、それは……」
 千夜の言葉に、原石はもごもごと意味を成さない言葉を紡ぐしかない。
「原石君って童貞だよね? そうじゃなきゃ、あれくらいで射精したりしないでしょ?」
 笑みを含んだ言葉に、原石の青かった顔が赤くなった。
「な、何でそんなことを……」
「その方が、面白いから?」
 千夜の手が、柔道着越しに原石の股間へと触れた。
 そんなわずかな刺激で、原石自身はピクリと反応してしまう。
「あはは、原石君のえっち」
「お前が、そんな所を触るからだろ……」
「やっぱり君は、面白いよ」
「お、おい……」
「あの人、面白くないから」
 吐き捨てるような言葉と共に、彼女はイチモツを取り出した。
「おっきいね、原石君のおちんちん」
「お前、それは……」
「最近、調教されてるんだけど」
「は?」
 事も無げに言った千夜に、原石は口をぽかんと開けた。
「うーん、恋人になるのかな? 分からないや。ま、色々教え込まれてるの」
「だ、誰にだ」
 原石は起き上がろうとしたが、勃ち上がりかけたペニスを握り込まれると「うっ」と声を上げてベッドに身を預ける。
「君の知らない人だよ。大人で、私より何枚も上手な人」
「何とかしてやる」
 咄嗟に出た言葉を、千夜は笑った。
「ああ、勘違いしないで」
 そして、原石の巨根を弄び始める。
「気持ちいいし、その人のことは嫌いじゃない。嫌なわけじゃないよ。ただ……」
「ただ?」
「なんだろうね、やられっぱなしなのが悔しいってとこかな」
 千夜の細い指が上を向いた鈴口を刺激し、原石は先走りを溢れさせ始める。
「あの人のより太いな。こんなの、入るかなあ」
 千夜は悪戯っぽく言いながら、原石の股間に顔を埋めた。
 小さな口に反り返ったイチモツを咥え、舌を動かす。
「うっ、く……。やめろって……」
「んう、ちゅぱっ、ちゅぷ……」
「くそっ、何でそんなに、うまいんだ……」
 早くも達しそうになり、原石は歯を食い縛った。
 だが千夜はガチガチに勃起したペニスを口からだし、ぺろりと舌を出した。
「イカせてもらえると思った? 駄目だよ、まだ」
 ――まだ?
 ゾクリ、と原石の背筋を快感とも悪寒ともつかないものが走った。
 それは期待と不安だ。
 もしかしたら、膣に入れさせてもらえるかもしれないという期待と、このままお預けされるかもしれないという不安。
「だって、勝手に他の人とえっちしたらお仕置きされちゃうもん」
 千夜はそう言うと、パンパンに張った睾丸に指を這わせた。
「竿より玉の方が敏感って聞いたんだけど、どう?」
「どうって……」
「こういうことされたら、痛い?」
 その綺麗な指が両の玉をギリ、と抓る。
「い、ぎ……」
 激痛に、原石は声を上げる。
「痛いだけじゃないのかな? 君のおちんちん、ますます大きくなってる」
 千夜は嘲笑し、限界まで大きくなったペニスを指で思い切り弾いた。
「うっ、ああっ!」
 その衝撃で、原石は射精した。
 白濁液は勢い良く飛び、彼の柔道着を汚す。
「ふふ、やっぱり原石君ってマゾヒストなんだ」
 千夜は満足そうに言うと、小首を傾げて問いかける。
「私の玩具になって?」
「お、もちゃ……?」
 原石は荒い息をつきながら、その単語を復唱する。
「そう、私が君のご主人様になるの。気が向いたら、童貞卒業させてあげるかもよ?」
 それはとても魅力的な提案だった。だが、同時に屈辱的でもある。
「なあ、千夜、怒ってるのか……?」
「怒ってないよー。だって、好きだからあんなことしたんでしょ?」
 原石は頷いた。
「むしろ嬉しいよ、君の気持ちは。だからこれが私の答え。君を、私の物にしてあげる」
 千夜は顔をギリギリまで近付け、囁いた。
「嫌とは、言わせない」
「嫌じゃない」
 原石ははっきりと答える。
「俺を、お前の物にしてくれ」
 断れるわけがない。
 だってこれは、愛する君が望んだ主従関係なのだから。
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テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2016/04/06(水) 21:04:45|
  2. 没小説
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