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18禁小説『居眠りのお仕置き』

 セックス前に居眠りしてしまった千夜に蝋燭でお仕置きする月船。最後は甘いです。


『居眠りのお仕置き』

「おや」
 シャワーを浴びた月船が自室へと戻ると、バスローブ姿の千夜はすやすやと眠っていた。
「一週間もおあずけを喰らっていたというのに」
 月船は腰にバスタオルを巻いただけの格好で、セックスをする準備は万端。
「模試がやっと終わったと言っていましたが、そんなに疲れていたのですね」
 今の千夜に大人びた雰囲気はない。どこかあどけない恋人の寝顔を撫でる。
「しかし私を置いて眠ってしまうとは、お仕置きされる覚悟はできているんでしょうね?」
 月船は優しく微笑んだ。

「ん……」
 目を開けた千夜はすぐに違和感に気付いた。
「なに、これ……」
 手足を動かそうとすると、ジャラジャラと鎖が擦れる音がする。
 千夜は所謂まんぐり返しの体勢を革の拘束具で強制され、ベッドに固定されていた。
 しかも身に付けていたはずのバスローブがない。一糸纏わぬ姿の彼女は、全てを曝け出す格好になっていた。
「や、やだ、恥ずかしい……。何で……」
「起きましたか?」
 月船がベッドに腰掛け、千夜の顔を覗き込む。
 彼もまた、全裸。
「あの、月船さん、これは……」
 千夜は不安げに月船を見た。
「お仕置きをしようと思いまして」
「お仕置きって……。あ、寝ちゃったのは謝ります!」
「駄目です。君の寝顔を見ながらオナニーしていた私の気持ちになってください」
 月船は淋しそうな顔をしてみせ、自らの精液で濡れた指を千夜の膣に突き入れる。
「あひっ!」
 千夜の体がビクリと跳ね、再び鎖が音を立てた。
「こ、こんな格好でしたくないです!」
 拒絶の言葉を口にしても、月船は行為をやめない。くちゅくちゅと水音がし始める。
「ふふ、私の精液ではありませんよ。君の愛液で、いやらしい音がしていますね」
「い、いやあ……」
 ――こんな格好でおまんこ弄られて、感じちゃってる……。
 千夜は目に涙を溜め、羞恥で震えた。
「淫乱な千夜さんは、こんな格好で拘束されて弄ばれても興奮してしまうんですよね?」
「ち、ちが……、私、淫乱じゃないです」
「乳首もクリも、勃起させているのに?」
 月船の指摘した通り、豊かな乳房の頂きでは乳首が、強引に開かされたピンクの割れ目の上部ではクリトリスが、つんと勃ち上がっている。
「や、うそ……。わ、私……」
「これも含めて、お仕置きしてあげますよ」
 そう言うと、月船はベッドサイドに置いていた小箱を手に取った。
「な、何が入ってるんですか?」
 千夜にはそれがパンドラの箱に思えた。底に希望がないのは分かっていたが。
「そんなに急かさなくても、すぐに教えてあげますから」
 月船はそれを開け、中からライターと赤い蝋燭を取り出す。
「そ、それ……」
 何をする気なのか理解した千夜の瞳に溜まっていた涙が、ぽろりと零れた。
「おや、まだ泣くのは早いですよ?」
 月船は口角を上げると、ライターで蝋燭に火を点ける。
「やだ……」
 千夜は震える声で告げたが、月船は当然のように彼女の胸に蝋燭をかざす。
 ポタリ、と赤い雫が白い乳房に落ちた。
「ひいっ!」
 千夜は胸を責める熱から逃れようと身を捩るが、救いはない。
 間髪を入れずに更なる熱が彼女を襲う。
「あ、あっ! あついいっ!」
 千夜のピンク色の乳首に蝋が落ちた。
 苦痛に悶える千夜を、月船はにこにこと微笑みながら見下ろす。
「月船さん、も、やめてください……。怖い……」
 その笑顔に恐怖を覚えたのか、千夜は子供のように泣きじゃくった。
「この蝋燭を使い切るまで、頑張りましょうね?」
 幼子に言い聞かせるように死刑宣告をすると、月船は直径三センチほどの蝋燭を千夜の膣に突き立てた。
「ひぎいっ!」
 千夜は目を見開き、「あ、あ……」と声を上げた。
「つ、月船さん……、蝋が、おまんこに垂れてきちゃ……」
「ふふ、いい燭台になれそうですね。大丈夫ですよ、プレイ用の溶けやすいものですから、三十分ほどで終わります」
「さ、三十分……っ! ひっ!」
 早速蝋が垂れ、大陰唇を赤く染めた。
「あうう、怖いい……。お願いだから、許してください……」
 千夜は体を震わせ許しを乞う。
「その顔、とても可愛いですよ」
 優しい声音で告げられる言葉も、恐怖の種にしかならない。
 そんな間にも蝋燭は溶け、千夜の股間を責め立てる。
 固まるまで時間のかかる蝋は、つーっと窄まったアナルに流れ込んだ。
「いやああっ! お尻っ! お尻の穴熱いいっ!」
 千夜は頭を振り、アナルをひくつかせる。
「お、お尻の穴火傷したら、うんちできなくなっちゃうよお……」
 苦痛のあまり、千夜は自分でも何を口走っているのか分からなくなってきたらしい。
「プレイ用の蝋燭で火傷はしませんから、安心してください」
「で、でも、熱いのお……。お、おまんこも、焼けちゃう! 月船さんとセックスできなくなるう……っ!」
 泣きながらそう訴えると、月船はポカンと間抜けな表情を浮かべた。
「私とセックスできなくなるの、嫌ですか?」
「い、いやです! 月船さんとセックスできなくなったら、悲しくて死んじゃう……」
 千夜はぐすぐすと泣きじゃくり、普段からは考えられないような言葉を紡ぐ。
 また赤い蝋が垂れ、今度はクリトリスを責めた。
「あっぎいいいっ! クリも、焼けちゃうっ! 月船さんに触ってもらえなくなるうっ!」
 いじらしいその言葉にさすがの月船も絆された。慌てたように蝋燭の火を吹き消す。
「あ、う……」
 千夜は月船を怯えた目で見つめる。
「すみません、やり過ぎました」
 月船は優しい手付きで蝋燭を抜き去った。
 白い肌に散った痛々しい赤を見つめた後、千夜の拘束を解く。
「ひっく……、う……」
 それでも泣き止まない千夜の頭を撫でながら、彼はおろおろするしかなかった。
「ああ、泣き止んでください。本当に酷いことをしてしまったと思っています。もう、こんなことはしませんから……」
 震えている体を抱き締め、その額に口付けを落とす。
「うう……。ふ、う……」
 千夜は大分落ち着いたようで、呼吸を整えている。
 月船はほっと息をつき、その頬を濡らす涙を拭った。
「ごめんなさい。明日は休みですから、千夜さんが行きたがっていたカフェに行きましょう。その後書店に寄って、好きな本を買いましょうね……。夜は、ホテルでディナーを……」
 必死で機嫌を取ろうとする月船を見て、千夜はようやく小さな笑みを浮かべた。
「月船さん」
「はい?」
「私が一番欲しい言葉、分かります?」
 月船は数秒考えると、「ああ」と声を上げた。
 そして、その言葉を告げる。
「愛していますよ、千夜さん」
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テーマ:恋愛:エロス:官能小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2015/08/23(日) 22:24:12|
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